“さらば仲間”と送る新曲リリース! 全方位で活躍するKREVAインタヴュー

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KREVAのセカンド・シーズン、第2弾シングル「スタート」が届いた。
挑発的で華やか、アッパーでちょっと理知的、
そんなこれまでのイメージからやや転換させ、
メロウでメロディアス、クールでジェントルな新たな側面を打ちだしたターニング・ポイント的ナンバーだが、
音楽的ボキャブラリーと引き出しの多い彼にとっては受け皿の一つといったところのよう。
来年以降に届く予定のニュー・アルバム、
そして“くレーベル”も含めた多角的な活動の一角をあらわしたチューンではあるようだが、
今のKREVAはもっと広い視点、グローバルな感覚で自身の音楽を捉えているようだ。
レーベル・オーナーとして、プロデューサーとして、そしてもちろんクリエイター/ラッパーとして
ますます多忙を極めるKREVAの最新インタビューをお届けしよう。
メッセージ・ビデオ

メッセージビデオへ 30代男子が2名泣いた?

最新シングル

「スタート」

「スタート」
2005年9月8日発売

1. スタート
2. いまさら2step
3. I was a fool
4. スタート(Instrumental)
5. いまさら2step(Instrumental)
6. I was a fool(Instrumental)

通常盤:PCCA-03909 \1,260(tax in)
初回盤:PCCA-03908 \1,460(tax in)
「イッサイガッサイ」プロモーションビデオ収録




PV映像

「スタート」ビデオ・クリップへ

「スタート」

――ニュー・シングルの「スタート」、なんでもセカンド・シーズン第一弾シングルの候補曲でもあったそうですね。

KREVA:厳密には、これと「イッサイガッサイ」ともう1曲候補があったって感じで。こっちの方が“秋”っぽいから、秋のリリースでいいか、みたいな。自分としてはどれが来ても問題ない仕上がりだったんですけどね。

――曲が出来たのはいつのことでした?

KREVA:今年に入ってからですね。まあ、何に使うというわけでもなく、なんとなくレコーディングしたんですけどね。ただ、こういう歌詞の曲を書きたいな、というのが先にあって、それに合った曲を選んだんです。

――いわゆる、“仲間との別れ”がテーマになった歌詞ですが、KICK THE CAN CREWの仲間のことを歌ったというわけではない?


KREVA:それはないです。これはちゃんと相手が明確にあって。スタッフがやめたことを受けて書いたものなんですよ。そういうのがちょっと相次いだもんでね。

――この気持ちを歌にしようと?

KREVA:まあ、そんなカッコいいものでもないんですけどね。実際は俺、すごく落ち込んで。曲作るしかできないかなあって感じでしたね。っていうのも、直接“やめます”みたいに言われる分にはいいんですけど、この時は間接的に“やめる”ってことを聞いたんですよ。そういうのって好きじゃないんですよね。やっぱり直接話をしてほしいじゃないですか。

――そりゃそうですよね。淋しくもあり、残念でもある、と。

KREVA:そうそう。怒るわけでも呆れるというのでもなく、ホント、ビックリで残念で。で、一気に歌詞を書いたんです。こんな形で勢いよく歌詞が書けるっていうのもいいものではないですけどね(苦笑)。

――去っていった人に“聴いてほしい”という気持ちはやはりありますか。

KREVA:自然にね。本当に自然に耳に入るといいなとは思いますけどね。“あ、俺のことかな”って気づくかもしれないですからね。

――で、この歌詞が出来上がった後、次にトラックを選んでいったと思いますが、その時になぜこのようなサウンドにしたのでしょう? トラックだけ聴くと、フィリー・ソウルのようにとても美しくヒューマンなタッチですよね。

KREVA:そうですね。やっぱり“ざけんなよー!”って気持ちじゃなかったってことなんでしょうね。最初は、このトラックでパーティーものを作ったらどうかなって思っていたんですよ。メロウなバイブの歌詞じゃないですか。そこにまたメロウなトラックよりかは、ガラッとイメージを変えてもいいかもって思ったりもしたんですけどね。でも、結果、自然とこのトラックに落ち着いたんですよ。


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