9月6日(火)、今年のマーキュリー・アワーズの受賞者が発表された。勝者を巡る賭けでは最後までカイザー・チーフスが1番人気だったものの、へそ曲がり(?)のマーキュリー・アワーズ選考委員が選んだ最優秀アルバムはアントニー&ザ・ジョンソンズの『I Am A Bird Now』だった。

ノミネート発表当時、賭け屋から「今年のダーク・ホース」と評されていたアントニー&ザ・ジョンソンズ。しかし全くもってマークされていなかったわけではない。まだ無名に近い彼らだが、批評家の間では高い評価を得ており、昨年の受賞者フランツ・フェルディナンドのメンバーも有力候補として彼らの名前を挙げていた。

アントニー&ザ・ジョンソンズは、シンガーのアントニー・へガーティが英国生まれのもの、現在はアメリカを拠点に活動中。ボーイ・ジョージやルー・リード、ケイト・ブッシュに影響を受けたユニークでソウルフルなサウンドを生み出している。

へガーティは受賞の際、「(選出委員は)間違えたんじゃないかな。ものスゴク嬉しい。クレイジーだよ」と喜びを示した。

マーキュリー・アワーズは英国/アイルランド出身のアーティストを対象としたもの。ジャーナリストやアーティスト、業界関係者から成る委員会が選出する。選出委員会の代表者はアントニー&ザ・ジョンソンズのサウンドを「これまで聴いたことがないようなアルバム。好きか嫌い、はっきりと2分するだろうが、誰も無視することはできない」と評している。

Ako Suzuki, London