サマソニ中、屈指の大盛り上がりライヴ! スウェーデン出身のシーザーズをバックステージで直撃!

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──とてもエキサイティングなショウでしたよ。あなたたちとしてはどうですか?

ヨック・アーランド(G):ああ、すごく楽しめたよ。いいショウができたと思う。

ニーノ・ケラー(Dr):始ってみるまでどうなるかわからなかったけど、結果的にすごく良かったと思うよ。

──あまり知られていないことですけど、実は2度目の来日公演ですよね(前回は2003年10月に渋谷クラブ・クアトロで行われたスウェーデンの4バンドによるイベントでサウンドトラック・オブ・アワ・ライヴスやメロディ・クラブと共演)。その時と比べてどうですか。

ニーノ:あのときはあのショウだけのために来日して、ワケのわからないまま出演していた。そんなに大きなショウでもなかったし。まだ「Jerk It Out」がヒットする前でもあったしね。

──たしかに、あの時は“スウェーデンのバンドが熱い!“みたいなことを言われている時期でしたよね。ハイヴスが全世界ブレイクしたり、サウンドトラック・オブ・アワ・ライヴスも評判になったり。

ヨック:あと、マンドゥ・ディアオも日本ですごく人気になっただろ。

──そうそう。マンドゥの日本盤が出たのとほぼ同じ時期にあなたたちの日本盤も出たんですよ。当時その辺りのバンドに対して、対抗意識はありましたか?

ヨック:全然。音楽というのは競争じゃないからね。いかに自分らしさを出すかが大事なんだよ。

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『ペーパー・タイガーズ』

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ニーノ:そうそう。僕らもハイヴスは好きだし、サウンドトラックはすごく尊敬もしていて仲も良いけど「ヤツらに勝ってやろう」なんて思ったことはないよ。

──あのスウェーデンのガレージ・ロックのブームから2年たった今年になって「Jerk It Out」が大ヒットしました。

ヨック:ああ。あの曲がキッカケとなって、僕らの音楽が聴かれるようになればうれしいことだと思ってる。

──実際、あなたの言ったとおりになってると思いましたよ。今日のライヴでのお客さんの反応を見て。

ニーノ:ああ、あんなに「ギャアアア」なんて言われるのなんて想像もしなかったよ(笑)。

──それに「Jerk It Out」以外の曲でもみんな歌詞をちゃんと歌ってたりしてましたよ。

ヨック:ああ、とても喜ばしいことだ。「Jerk~」はあくまで僕らのパーティ・サイドを表したに過ぎない。そこのところは理解されているような気がしたよ。

──最新アルバムの『ペイパー・タイガーズ』もあなたが言う通り、いわゆる60’sのガレージ・ロックっぽい感じから一歩踏み出た感じになってましたよね。昔はもっとガレージぽい感じが強かったですが。

ヨック:いや、「音楽的に成長した」とか、いうよりは単純にバンドを組んで長いから自然と成長した、というのが近いよ。

ニーノ:僕らが'60年代のガレージ・ロックに強い影響を受けているのは確かだよ。サーティーンズ・フロア・エレヴェーターズにチョコレート・ウォッチ・バンド、キンクス、そして初期のローリング・ストーンズからは特にね。でも、それと同時に僕らは他の音楽からも強い影響を受けている。たとえば、ソニック・ユース、ビリー・チャイルディッシュ、ガイディッド・バイ・ヴォイシズ。こういった90‘sのインディ・ロックのカリスマみたいな人たちなんかがそうだね。

ヨック:それ以外にも、いろんな時代のたくさんの音楽から影響を受けているよ。たとえば、レゲエやダブなんかにもね。最新アルバムの中に入っている「My Heart Is Breaking Down」、あれもレゲエのアーティストのカヴァー曲なんだよ。
COLUMN
現在プジョー(フランスの自動車メーカー)が展開している新型モデル「407」のテレビCMに彼らの楽曲が使用されています! 曲目は「アイム・ゴナ・キック・ユー・アウト /(I'm Gonna)Kick You Out」、日本デビュー盤『39 Minutes Of Bliss(In An Otherwise Meaningless World))収録曲です。もうご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、なんとこのCMは 2004年の「カンヌ国際広告賞」で見事、ゴールドライオン賞を受賞しています。

──ダブやレゲエのテイストといえば、あなたたちのあのキーボードのサウンドにも、そういう感じが少しありますね。'60年代のガレージ・ロックの薫りがありつつも、ダブっぽい響きがある。あのサウンドはあなたたちの大きな武器ですけど、あれはどうやって生まれたものなんですか?

ニーノ:良い質問だね。あれはFarfisaっていう、イタリア製のオルガンで、60年代のガレージ・ロックでよく使われるものなんだ。本当はハモンド・オルガンを使いたかったんだけど、ハモンドって高いんだ。だから結果、Farfisaになっちゃったんだけど、今となっては大事な楽器になっちゃったよね(笑)。

取材・文●沢田太陽

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