イースト・ロンドン発、SUMMER SONCICで初来日を果たしポスト・リバティーンズの期待も高いジ・アザーズを直撃!

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──本当にロックなクールなアルバムですね。作り終えた手ごたえを自分ではどのように感じていますか?

ドミニク:ライヴで作り出した音をレコード上に再現できるバンドは多くないと思う。でも、俺たちのレコードの素晴らしいところは、ライヴと同じ音をレコードで作り出したことさ。レコーディングはリンカシャーでやったんだけど、3週間でとても早く終わったんだ。ライヴで1
年以上もプレイし続けてたおかげで、スタジオに入ってすべての曲を素早く、簡単に仕上げることができた。このアルバムは、イギリスとヨーロッパの国々でリリースしたんだけど、続いて日本でもリリースできた。日本にはとてもいい感情を持っているし、日本との関係を築けたことを含めて、このアルバムの生み出した結果には非常に満足してるよ。

──若者の生活の中での、身近なテーマの曲が多いですけど、とくに伝えようとしたことはありますか?

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『ジ・アザーズ』

UICR-1036 ¥2,548(tax in)
ユニバーサル インターナショナル
ドミニク・マスターズ(Vo、以下ドミニク):俺はこのアルバムは俺たちのメッセージ、文化、そして何が善くて、何が悪いのか、といったことを表現していると思う。「ラッキー」という曲なんかはとても政治的で、善悪の判断という要素を確かに持っている。これは階級社会についての曲だよ。あと、「ウィリアム」みたいな曲は、他人との結びつきや友情について歌っている。「スタン・ボウルズ」も力強い曲で、バンドの持つ政治信条を歌ったものさ。

──ジ・アザーズは地下鉄でのゲリラ・ライヴ、携帯やウェブを使ったファンとのコミュニケーションなど、地道でファンに密着した活動で有名ですが、そうした活動をしようと思った理由は?

ドミニク:非常にいい質問だね。俺たちがこのバンドを始めたときは、マネージメントも、ラジオ出演も、テレビ出演もなかった。つまりバックアップは何もなかったんだ。俺の電話番号を自分たちのウェブ・サイト、さらには他のバンドのサイトからもかけられるようにして、俺たちを知ってくれた人と直接コンタクトできるようにしたんだ。そして一人ひとりと話したよ。同時に、携帯電話だけでなくインターネットですべてのファンとコミュニケーションをとるようにしたんだ。

──面白いアイディアですけど、実際にやるのはちょっと大変そうですね。

ドミニク:ジョニーはウェブ・サイトでコミュニケーションするために大忙しで、俺もできるだけ電話で質問に対応しようとして大変だったよ(笑)。でも、有名人とファンの間にある壁を壊して、同じフィールドに立ち、平等になるためにがんばったんだ。みんな同じ人間に生まれたんだ、人と人とを分ける必要あるかい? 俺たちが伝えたかったメッセージは、ファンとバンドはお互いに尊敬しあう関係であって、立場の高い、低いなんてないってことだよ。俺たちは一対一の関係を土台にコミュニケーションすることを心がけてきたんだ。それがバンドのことを知ってもらい、理解してもらういい方法だと思うんだ。ステージで歌を歌うときもそれは同じだよ。

──携帯電話に電話はかなりかかってきたの?

ドミニク:イギリスでは毎日毎日、電話とウェブ・サイトのメッセージが100から200はあったよ(笑)。ジョニーはサイトのメッセージに一日50から100応えるのでやっとだった。この作業はスケジュールの中で大きな時間を割かなければいけないけれど、他のバンドが持っていない、ファンとの重要なコミュニケーション手段だと信じてるんだ。

──そうしたファンのリアクションがバンドの活動に影響を与えることはありますか?

ドミニク:もし君が電話番号をウェブ・サイトに載せて、さまざまなメッセージが来たとしたら、とってもいい気分だし、ファンに対して強い愛情を持つと思うよ。だって、ファンは自分たちの発したメッセージをすべて受け取って、彼らの感情のすべてを返してくれるんだから。事実、俺たちがコミュニケーションしようとステージに立つと、彼らはすべてを返してくれるんだ。ライヴでダイブしたり、すごく一生懸命、彼らが素晴らしいライヴを作っているんだよ。そういったことが、バンドとファンの一体感や相互の理解を作り出しているんだ。

取材・文●末吉靖永


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▼ジ・アザーズ オフィシャル・サイト(ユニバーサル インターナショナル)

PRESENT サイン入りポラロイド応募締め切り2005年10月15日
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