ロックの初期衝動とパンキッシュなギター デルタソニック初の女性ヴォーカル、リトル・フレイムスが登場!

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――メンバーが出会ったきっかけを教えてください。

マット:みんな近くに住んでるから、自然と知り合いになったよ。それでみんな音楽に興味があることがわかったんだ。

エヴァ:同じクラブに遊びに行ってたの。わたしとマットはもともと友達で、他のメンバーとはそこで知り合ったのよ。

――クラブで出会ったその日にどこかの地下で1晩中キーボードを使って遊んだというのは本当ですか? それがバンド結成のきっかけだったのでしょうか?

エヴァ:違うわ(笑)。

マット:そうとも言えるし、そうとも言えない。

ジョー:いい話だから、そういうことにしてるんだ。本当じゃないかもしれないけど(笑)。

――それぞれ影響を受けたアーティストを教えてください。

マットエコー&ザ・バニーメンはいつでも。

ジョー:いまは違うけど、昔は影響受けたな。
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DEBUT MINI ALBUM

『グッバイ・リトル・ローズ』

EICP-560 ¥1,575(tax in)
Sony Music Japan International

マイルス:それにザ・フォール。

――デビュー・シングル「Goodbye Little Rose」がいきなりNMEのお薦めシングルに選ばれましたね。

マット:うん、うれしいよ。どういう形であれ認められるのは、いいことだ。

――デビュー・シングルをリリースして以来、ツアーに明け暮れているようですが、感触はどうですか?

マイルス:いいよ。みんな、気に入ってくれてるみたいだ。俺たちは正しい方向に進んでると思うね。

――1stフル・アルバムはどんな内容になりそう?

エヴァ:まだレコーディングはしてないんだけど、いろんなものをミックスするわ。いい曲もあれば、ヘンなのもある。ノイズを入れたり、きれいなメロディをつけたり、いろいろミックスするよ。

ジョー:もう、たくさんの曲を作ってるんだ。

マット:そう、それにまだまだ書いてる。たくさんレコーディングして、その中からしっくりくるものを並べるつもりだよ。

――発売はいつごろになりますか?

マット:来年の1月くらいかな。

――曲作りはどうやって行なうのですか?

マット:全員でやる。みんなでアイディアを出し合って、それをまとめていくんだ。歌詞は、そのときによるけど、だいたい俺とマイルスで考える。

――歌詞はどのように生まれるのでしょう?

マイルス:現実の出来事に基づいたものもあれば、そうじゃないのもある。そのときに書きたいと思ったことを書くんだ。

マット:現実からの逃避って感じのものもある。

――ロック・バンドが続々と登場している現在のUKのミュージック・シーンをどう思いますか?

マット:いいバンドもいれば、だめなのもいる。でも、ロック・バンドがいっぱい出てくるのは、基本的にはいいことだと思うよ。

――自分たちの音楽を一言で表すとしたら?

ジョー:へんてこ。

グレッグ:マッド(笑)。

ジョー:混乱。

マット:うん、それがピッタリだな。十分、混乱してる(笑)。

――あなた達が混乱してるってことですか?

全員:(爆笑)。

エヴァ:そうだと思うわ(笑)。

マイルス:俺たちの曲って、どこに行くかわかんないだろ。みんなが予想してるような展開はしないんだ。チラッと聴いただけじゃ、わからない。全体を聴いてようやく“ああなるほど”って思う曲ばかりなんだ。

マット:それに、攻撃的なところもあるし。

エヴァ:ちょっとパンクっぽいとこもあるわね。

――「Good Bye Rose」を聴く限り、きれいなメロディだと思いますが。

マイルス:ああ、そう思った? ありがとう。じゃあ、俺たち大丈夫だな(笑)。

取材・文●Ako Suzuki

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▼ザ・リトル・フレイムス オフィシャル・サイト(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)
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