木村カエラ、新しい女の子像を提示したワンマンライヴ

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10月28日、東京SHIBUYA-AXにて、木村カエラがニューシングル「BEAT」レコ発ワンマンライヴ<ROCK ON>を行なった。

“木村カエラ”と聞いたら、なにを連想するだろうか。“モデルのかわいい女の子”?、“ハーフ”?、“奥田民生プロデュース”? ん~どれも当たってる。でも、それが彼女のウリではないことが、このライヴですごーく分かった。

この日のライヴは、ギター2人、ベース、ドラム、キーボードの5人をバックに従えたロック・コンサートだった! いや、字面みたら“フツーだろ”って思うかもしれぬが、木村カエラが現われた途端、「オオオー!」という雄叫びが。1曲目の「Untie」に続いて2曲目の「Twinkle」ではダイヴする男子が…! そう、男子率がとても高い。しかもヤワな男子じゃないぞ。A-BOY系でもなければ、音楽オタクでもない。ロック系のライヴ慣れしている男子だ。

その観客を煽るように、ガンガンと歌っていくカエラ。最初はニコリともせず、歌うことや飛び回ることに熱中し、突き進む。そのまっすぐさの潔いこと…! デビュー曲「Level 42」でさらに盛り上げ、難易度の高い歌「D.T.S.」も歌いこなし、「BEAT」では黒のストラトで自ら弾く。

途中、「女の子のみんな~、観える? 男の子、ちょっとかがんでみてよ!」と女の子への気遣いも。中盤ミディアム・ナンバーの「weak」を歌っている途中では、演奏をストップさせたカエラ。「そこの子、どうしたの!? 大丈夫?」と困った顔の女の子を見つけて“誰かが倒れてしまったのでは?”と思ったよう。だが、メガネを落としただけで事なきを得たシーンもあった。

観客に媚びることなく、でも“ロック”というサービスいっぱいのステージ。そしてどんなシーンでも気遣いのできる、ある意味“男らしい”木村カエラ。夏フェスで観た木村カエラは粗野で危ういイメージがあったが、そのとおり、男より男らしい女の子だった。

文●星野まり子


セットリスト 2005.10.28@SHIBUYA-AX
01. Untie
02. Twinkle
03. 誰
04. リルラ リルハ
05. あの頃
06. Because
07. Level 42
08. D.T.S.
09. weak
10. ROCK ON
11. INVENTOR
12. BEAT
13. whatever are you looking for?
14. happiness!!!

アンコール
01. トゥリル トゥリルリカー
02. You know you love me?

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