川上つよしと彼のムードメイカーズ、ムード満天のライヴレポート!

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10月23日に代官山UNITで行なわれた、東京スカパラダイスオーケストラのベーシスト川上つよしが率いる、川上つよしと彼のムードメイカーズのムード満点のライヴをレポート!


秋晴れの空が暮れ、少し肌寒さを感じはじめた午後7時、東京・代官山UNITに数多くのファンが詰めかけた。フロアは、気持ち良いムード音楽に身を委ねるための準備としてアルコールを片手に、ムードメイカーズのメンバーの登場を今か今かと待ち構えているオーディエンスで溢れていた。

そして、約15分押した頃、歓声があがる中、1曲目の「MOJO ROCK STEADY」でライヴがスタート。ムードメイカーズの奏でるサウンドの波に、オーディエンスは気持ち良さげにのっけからプカプカと浮いているかのよう。そして最初のMCでバンマスを務める川上つよしが「ホテル・ムードインへようこそ!!」と言うと、オーディエンスからはさらなる歓声が沸き上がる。そして、映画『第三の男』のテーマ曲である「THE THIRD MAN THEME」のイントロが始まると再び大きな歓声があがる。

川上の2度目のMCでムードメイカーズの歌姫:武田カオリがステージに呼ばれ、「YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN」「WALK ON BY」と“バート・バカラック”メドレーへと続いていく。そして、いったん武田はステージから下がり、「SUGERTIME」の演奏が始まる。西内徹のサックスがさらに場内をムーディーな雰囲気へと包んでいく中、ライブは後半へ向けてさらに加速していき、再び武田カオリがステージに登場。ファンからも人気の高い「ICE BALL」「CRY MOON」を披露し、本編ラストの「ONE STEP FORWARD」へ。

アンコールでは、バンマスの川上がメンバーをひとりひとりステージへと呼び込む。そして、「THE SWEETEST AFFAIR」を披露後、いったん袖に下がるも、すぐさまステージに登場し、2度目のアンコールへ。なんと、ここではトロンボーンの安藤健がヴォーカルをつとめ、「SWEET CHILD」を披露。そして、ラストのナンバーを飾ったのは、クラシックの名曲のカバーである「CHOPIN'S NOCTURNE」。

2時間弱という時間のなかで21曲もの楽曲を聴かせ、決してオーディエンスを飽きさせることなく、常にムーディーな気分に浸らせていることができる、川上つよしと彼のムードメイカーズ。最初のMCで川上が「極上の休憩タイムをお届けしたいと思っています」と言っていたが、まさにその言葉通りに“ホテル・ムードイン”で素敵な“休憩”を満喫し、清々しい気分で1日を終えることができた、そんなライヴであった。


■SET LIST■

1.MOJO ROCK STEADY
2.FULL RANGE
3.THE THIRD MAN THEME
4.CELEBRATION
5.SUAVITO
6.あの夏の日
7.MAMBO INN
8.YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN(Vocal:武田カオリ[TICA])
9.WALK ON BY(Vocal:武田カオリ[TICA])
10.SUGERTIME
11.WHERE IS THE LOVE
12.GRANDMA'S ROCK STEADY
13.I FOUGHT THE LAW
14.SOUL FINGER
15.HARLEM NOCTURNE
16.ICE BALL(Vocal:武田カオリ[TICA])
17.CRY MOON(Vocal:武田カオリ[TICA])
18.ONE STEP FORWARD(Vocal:武田カオリ[TICA])

アンコール
1.THE SWEETEST AFFAIR
2.SWEET CHILD
3.CHOPIN'S NOCTURNE
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