マンチェスターのバンドで、キリストの最後を

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BBCが、ジョイ・ディビジョンやオアシスなどマンチェスター出身のバンドの曲を使い、イエス・キリストの最後を描くスペシャル・ミュージカル番組を制作する。グッド・フライデー(聖金曜日/キリストの受難記念日)に放送されるこの番組『Manchester Passion』では、キリストやその使徒らがオアシスのヒット曲「Wanderwall」やザ・スミスの「Heaven Knows I'm Miserable Now」などを歌うそうだ。

番組は、マンチェスターの街角から生放送される。ユダの裏切りに始まりキリストが処刑されるまでの過程を、マンチェスターの街で地元出身のバンドのヒット曲をフィーチャーしながら描くという。キリストの配役はまだ決まっていないものの、ハッピー・マンデーズのべズやイアン・ブラウンらが出演する予定だといわれている。

すでに、最後の晩餐のシーンではジョイ・ディビジョンの「Love Will Tear Us Apart」が、キリスト処刑の最終決定をしたピラトとキリストが対面するシーンではオアシスの「Wonderwall」がパフォーマンスされることが決まっている。このほか、キリストとユダがデュエットするニュー・オーダーの「Blue Monday」や聖母マリアの歌うM・ピープルの「Search For The Hero」などが聴けるそうだ。

この画期的な試みに、マンチェスターの教会は「いままでキリストに無関心だった人たちも新たに興味を持つはずだ」と非常に協力的だという。『Manchester Passion』は、4月14日にBBC Threeより放送される予定。

Ako Suzuki, London
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