I-DeA×MC KANスペシャル対談!

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NEW ALBUM
『Da FRONT and BACK』
TKCA-72934  \ 2,600(税込)
2006年 1月11日発売

1 Da FRONT and BACK Intro
2 Shine On
3 One Day
4 紅い空に灰色の街
5 新宿ドリーム ♪
6 Mad In Japan a.k.a. Bad Ninjaman ♪
7 There's somethin'about mary
8 Awesome Idea
9 Fly Away ♪
10 Walk wit me
11 I'm Still Here ~I don’t go back there~
12 My Life
13 灯す火
14 T.O.P
15 Higher Sky

★“♪”の曲は試聴できます!


ビデオ・クリップ

トラック・メイカーI-DeAのスキルが堪能できるこの曲。怒涛の展開は、必聴だ。画像をクリックしてチェック!


■インタヴュー後半

──今回、制作期間ってどれぐらいだったんですか?

I-DeA:『新宿STREET LIFE』とかは、去年(2005年)の春先とかからじゃない?

夏前だよ。2曲だけ先に録って。で、その後3~4ヶ月平気で空くんだよな、俺らの場合(笑)。

I-DeA:あー、ブース超暑かったもんね!

俺、パンツいっちょで歌ってたから(笑)。

──12インチでリリースした「六丁目団地/欲」の頃ですね。

あれだけは夏にできてて、クルーとしての作品だと10月くらいからかな。残った曲を3ヶ月くらいで一気に録った。俺らは、そこまで行かないと動けない。ギリギリの状況で、ようやく腰が上がるというか(笑)。I-DeAの方は空いたりしなかったの? ゆっくりちょっとずつ録ってた感じ?

I-DeA:でも、最終的には10~11月ぐらいにヤベーとかなって、詰め込んだんだよ。あの時、志人(from 降神)のアルバムもやってて。……辛かった(笑)。

:だって、俺らの作業が延びて、終わりが朝の9~10時とかになった時でも“あぁ~今日、3時から別の録りだぁ”とか弱々しい声で言ってたもんね。

I-DeA:MSCも最初は夕方の6時スタートとか言ってるんだけど、どんどん後ろにズレていって、最終的にTABOOくんとか朝の4時とかに始発で来てたよね(笑)。

――始発で帰るではなく、始発で来る!(笑)

飲み会行ってから来るっていうのが基本になってたからね、アイツは(笑)。

──ところで、I-DeAさんは、今回のアルバムの人選はどんな基準で?

I-DeA:半分は、っていうか7割方、自分の身内というか昔っから知ってるやつら。でも、残りの3割はメジャーっていうこともあって、レコード会社からの要望もとり入れつつ。ただ、自分のやりたいことはやるっていうスタンスですね。本当は、身内だけの作品とメジャー的な部分だけの作品とで、分けて作ることもできたんだけど、現実的に金が回らないとツラい。それにみんなにもその金を回したいから。キレイ事なんていくらでも言えるけど、やっぱり金はあるにこしたことない。これはあくまで希望だけど、メジャー的な部分を求めて買った人が、そこでMSCを知ってくれるかもしれないし。それにヒットして印税が入ったら、そこでまたみんなに金を落とすことができるし。

──ちなみに、この『Da FRONT and BACK』っていうタイトルはどういう意味なんですか?

I-DeA:“表と裏”という意味で、これは俺なりのヒップホップの捉え方を表わしてるんです。ヒップホップには、歌モノもあるし、シリアスなモノもあるし、パーティ・チューンもある。そういったヒップホップの幅広い概念を詰め込むっていうコンセプトが、まず最初にあって。

──では、ラッパーMSCにとってトラック・メイカーI-DeAはどんな存在? 逆にトラック・メイカーI-DeAにとって、MSCというクルーはどんな存在なんでしょう?

I-DeA:(『001+α』を手にとって)ホントこん時から知ってるからね。これいつだっけ?

2000年? もう5年くらいだよね。

I-DeA:お互い一番初めの状態で知り合ってるんで。それが、徐々に注目度とかも上がってきてて、なんか戦友みたいなイメージなんですよね。

そう、お互い成り上がれてるもんね、段々だけど。

I-DeA:
でも、いまはまだ途中だから。お互いで協力できるところはガンガン協力して、成功していきたいですよ。

俺たちが交流してる中では、I-DeAが一番仕事してるしね。お互い後々すげーデッカイ金を動かしあって、“この曲、200万でどう?”みたいな、そんぐらいを夢見て(笑)。

I-DeA:でも、マジでそれぐらいでやっていきたい。みんなで億単位の金を動かしていきたいですね。ホンットに、そんぐらいでやっていきたい。スタイル変えずに、ビジネスもやりつつ。

俺たちの関係って、仕事的にも人間的にもすごく繋がってるよね。この頃(『001+α』)は、今のような状況を夢見て話してて、それが今、実現してる。だったら、次は、ね。それがヒップホップだと思うし。

I-DeA:俺からしても、MSCは他のグループより思い入れが深いんですよ。だから、お互いホントに成り上がりたい。

取材/文●宮崎敬太

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■MC KAN from MSCの単独インタヴューはこちら
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