セックス・ピストルズ、殿堂入りを鼻であしらう

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アメリカでロックの殿堂入りが決定しているセックス・ピストルズだが、セレモニーへの出席を拒否、主催者を非難した。ピストルズは、ブロンディやブラック・サバス、マイルス・デイビスらと共に殿堂入り。セレモニーは来月(3月13日)ニューヨークで開かれる。

バンドのサイトthefilthandthefury.co.ukに、手書きで以下のようなメッセージが掲載された。「殿堂入りは小便のシミだ。お前らの美術館(殿堂入りのプレートが展示されているオハイオの美術館)、ワインの中の小便。俺達は行かねえ。お前らの猿じゃねえ。だから、どうした」

フロントマンのジョニー・ロットンは昔から、ロックの殿堂には否定的で、以前、殿堂入りは「年寄りのロッカーの死に場所」とコメント。“Rock and Roll Hall of Fame”を“Rock and Roll Hall Of Shame(ロックンロールの恥)”と皮肉っていた。

殿堂入りを主宰するロック・アンド・ロール・ホール・オヴ・フェーム・ファンデーションの責任者は、ピストルズのこの反抗的な態度について「彼らは非凡なパンク・スター。これこそがロックンロール」とコメントしている。

Ako Suzuki, London
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