ヴァインズのクレイグ、自閉症を語る

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ザ・ヴァインズのフロントマン、クレイグ・ニコルズが、自閉症の一種であるアスペルガー症候群について語った。'04年、カメラマンへの暴行容疑で起訴された際、彼がアスペルガー症候群を患っていることが明らかにされていた。

アスペルガー症候群は、一般社会に適応するのが難しい自閉症の一種。一般的に知能が高く、数字やアートに異常なほどの興味を示すが、変化に適応することができず、慣れ親しんだ環境や食事、匂いに囲まれていることを好む。そのため、毎日環境が変わるツアーは、ニコルズにとって一般の人には理解しがたいほど過酷なものだったようだ。

ニコルズは「医者に最悪な仕事を選んだって言われたよ」と『The Observer』のインタヴューで話している。しかしアスペルガー症候群と診断され、ほっとしたとそうだ。「ああ、なるほどって思ったよ。これまでの自分の行動が理解できた。救われた気がしたよ」

アスペルガー症候群は、心の病気ではなく、脳の特性が原因で起きる発達障害の1つ。一見、ごく普通に見える患者は、単なる我がままと誤解されることが多く、幼少時に病気を診断されることは少ない。他者とのコミュニケーションが上手く取れず、問題児だったニコルズもティーンエイジャーのとき精神科へ行ったものの、病状を理解されることはなかったという。「15のときだったかな。2人の精神科医に会ったけど、何とも診断されなかったよ。もしかして、ひどくなったのかもな。バンドを始めて悪化したのかもしれない」

この先ツアーを行なうことができるかとの質問にドラムのヘイミッシュ・ロッサーは「約束はできない」と言葉を濁したが、ニコルズは「やるよ」と答えている。

ザ・ヴァインズの3rdアルバム『Vision Valley』は3月3日に英国でリリースされた(日本発売3月29日)。1stシングル「Gross Out」が21日に発売される(英国発売)。

Ako Suzuki, London
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