ケミストリー、クリスタル・ケイとライヴで共演

ポスト
今年でデビュー5年目を迎える、モンスター・デュオCHEMISTRY。彼らがこれまで成し遂げたきた功績を考えれば、“まだ5年?”という印象を覚える人も少なくないのではないだろうか? そんな彼らが昨年リリースした通算4枚目のフル・アルバム『fo(u)r』。この作品は、昨年11月にリリースされ、オリコン初登場2位を記録している。そんなアルバムを引っさげてのツアー<CHEMISTRY 2006 TOUR “fo(u)r”>。今年1月から全国を廻っている彼らが、4月23日さいたまスーパーアリーナにてライヴを行った。

会場は、隅から隅まで人、人、人。当然のことながら満員だ。女の子同士、カップル、親子、男の子などなど、ありとあらゆるファン層を持つCHEMISTRYならではの、幅広い客層と言っていいだろう。予定時刻から遅れること約10分、オープニング・ムーヴィーとともにショウはスタートした。最新アルバム『fo(u)r』からの選曲を中心に、CHEMISTRYクラシックス「愛しすぎて」、「ココロノドア」、「Ordiary hero」を披露し、会場を大いに沸かせた。中でも特に大きな盛り上がりを見せたのは、「Two As One」でクリスタル・ケイと共演した場面だろう。会場に詰め掛けた満員のオーディエンスの“ク~リちゃ~ん!”コールで登場した彼女も、数万人にも及ぶ観客に驚くとともに興奮している様子だった。ステージでは、川畑がバラをプレゼントするシーンなどもあり、パフォーマンスに文字通り“花”を添えた。

ほかにもエリック・クラプトンの名曲「Change The World」のレゲエ風カヴァーや、ジャジーなジャム・セッションなど、CDだけではうかがい知ることのできないCHIMISTRYの一面を披露した。また、観客からのリクエストで、CM曲で歌った「チェルシー」をアカペラで歌いあげるシーンも。アンコールを含め、全21曲の物語を歌った川畑 要と堂珍嘉邦。ときに激しく、ときに優しく、緩急を付けたヴォーカルは、もはや日本を代表するヴォーカル・グループと言っても差し支えはないだろう。デビューからたった5年で、ここまでたどり着いた彼らが、これからの5年間でどれだけ成長していくのか? 楽しみでしょうがない。
この記事をポスト

この記事の関連情報