ピート、飛行機の中で注射器が発見される

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ベイビー・シャンブルズのピート・ドハーティが搭乗した飛行機の中で注射器が発見され、ドハーティはこの先、easyJet(飛行機会社)を使用することを禁止された。これは先週の木曜日(6月1日)、ロンドンからバルセロナへ飛び立ったeasyJet機の中で起きた出来事。ドハーティは、ベイビー・シャンブルズのメンバーや友人たちと一緒だった。

『Daily Mirror』紙によると、ドハーティは15分間トイレにこもった後、腕にベルトを巻いたまま“常軌を逸した状態”で出てきた上“よだれをたらしながら”席へ倒れこんだという。それを不審に思った乗員がトイレのゴミ箱から血のついた注射器を発見、機長が無線でスペイン警察へ通報した。142人の乗客は、バルセロナ空港に到着したものの、全員の荷物検査が終了するまでの1時間半、外へ出ることができなかったという。

同じ飛行機に乗り合わせていた労働党のリード議員は、“モンスター”のようなドハーティの態度に女の子が怖がって泣いていたと『The Sun』紙に話している。「トイレから出てきた彼を見て、近くにいた小さな女の子は泣き出してた。彼の態度は、(悪霊に)取りつかれた人、まるでモンスターのようだった」

easyJetのスポークスマンはこう話している。「乗員がドハーティの行動がおかしいことに気付いて、すぐにトイレを調べたところ、薬物摂取に関係する道具を見つけました。彼らはもう我々の飛行機には乗ることはありません」

スペイン警察は、ドハーティと友人4人のカバンの中からメタドン(ヘロインの代替品、リハビリの際、治療薬としても使われる)を発見したため彼らを警察署へ連行したが、その後、釈放している。

eastJetは、どうして注射器のような危険物が空港のX線検査で見過ごされ機内へ持ち込まれたのか、英国空港公社へ調査を依頼したという。

Ako Suzuki, London
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