“5人目のビートルズ”として知られるキーボードリストのビリー・プレストンが、59歳でこの世を去った。プレストンは腎不全のため、昨年の11月から昏睡状態にあった。

プレストンは、ビートルズの名作『Let It Be』やローリング・ストーンズの『Exile On Main Street』、そしてボブ・ディランやアレサ・フランクリンのアルバムに参加しているだけでなく、ソロとしても「Will It Go Round In Circles」や「With You I'm Born Again」など数々のヒットを飛ばしてきた。

ストーンズのミック・ジャガーは、「ビリーは才能に恵まれた素晴らしいミュージシャンだった」と故人を称えている。「レコーディング・セッションでもステージの上でも素晴らしいシンガーだった。ツアーで一緒にステージに上がるのはとても楽しかった。本当に残念だ」

また、元ビートルズのリンゴ・スターはこう偲んでいる。「ビリーは素晴らしいミュージシャンで、偉大な人物だった。彼がいなくなってしまって、とても寂しい。しかしこれはビリーが言っていたように、神が計画したことなのだろう」

プレストンはテキサス、ヒューストン生まれ。リトル・リチャードのハンブルグ公演で、サポートを務めていたビートルズと出会い、アルバム『Let It Be』や『Abbey Road』にキーボードリストとして参加。「Get Back」ではビートルズ&ビリー・プレストンとクレジットされているが、これはビートルズが数多いヒット・シングルの中でメンバー以外の人物と功績を分け合った唯一の曲だという。

Ako Suzuki, London