洋楽アルバム&シングルチャート動向

ツイート
ビルボードが発表する全米チャートのトップがめまぐるしく入れ替わっている。先月から今月にかけて200アルバムズチャートでは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(『Stadium Arcadium』)、ディクシー・チックス(『Taking the Long Way』)が首位を獲得したものの、2週目止まり。ホット100シングルチャートでも、今週、アメリカン・アイドルの覇者、テイラー・ヒックスの「Do I Make You Proud」がシャキーラ feat. ワイクリフ・ジョンの「Hips Don't Lie」の連続No.1を阻んだ。

E!Onlineによれば、ハーモニカを得意とするヒックスは長年を経て認められたことに「うれしい」とし、「(全米)1位獲得は始まりにすぎない」と今後の活動に熱意を示している。

最新週の200アルバムズチャートでの1位はバスタ・ライムスの新作『The Big Bang』だった。他にスリー・デイズ・グレイスの『One X』が初登場5位を飾っている。彼らのセルフタイトルデビューアルバムは全米でプラチナを獲得した。

トップ10圏外の注目作品としてビリー・ジョエルの2枚組『12 Gardens Live』が14位にランクインしている。ジョエルのミュージカル『Movin' Out』が来月27日から東京厚生年金会館で上演される予定だ。

一方、日本のオリコン洋楽アルバムチャートではファットボーイ・スリム(『グレイテスト・ヒッツ』)をはじめ、世界で人気のダニエル・パウター(『ダニエル・パウター』)、レッチリ、ジェイムス・ブラント(『バック・トゥ・ベッドラム』)ほかが上位を占めた。また、ワールドカップの盛り上がりと共にイル・ディーヴォ(『アンコール』)が浮上、さらに現在大ヒット中のフアネス(『愛と情熱の絆~デラックス・エディション』 ライヴ映像はこちら)とプライマル・スクリーム(『ライオット・シティ・ブルース』)の動きにも注目だ。

T.Kimura
この記事をツイート

この記事の関連情報