小泉首相がエルヴィス・プレスリーを歌う

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小泉首相がエルヴィス・プレスリーを訪ねた。先日、グレイスランドに降り立ったのは、エルヴィスの友人知人や音楽関係者ではなく、また“一般”のファンでもない、世界の主導者ブッシュ米大統領と日本の小泉首相。天国のエルヴィスも少し驚いているかもしれない。

小泉首相は終始、機嫌が良く、フォトセッションではエルヴィスの名曲「Love Me tender」「Can't Help Falling in Love/好きにならずにいられない」を歌い出す場面も。また、サングラスをかけて「Battle Hymn of the Republic」の“独自のパフォーマンス”を披露している。

記者会見では、ブッシュ大統領が“エルヴィスは音楽史、そして国際的にも重要……こうして日本の首相が訪れている”といった内容を語り、冒頭に「Don’t be Cruel/冷たくしないで」といった言葉を交ぜるなど、エルヴィスの楽曲にちなんだフレーズで場を楽しませた。小泉首相は“夢のようだ”と話し、「The Impossible Dream/見果てぬ夢」「Treat Me Nice」といったタイトルをコメントに含め、同地の訪問について報道陣に語った。

AP通信によれれば、この日の両国首脳のために、ピーナッツバターサンドイッチが食事として用意されていたらしい。

プレスリーと小泉首相は誕生日が同じで、共に1月8日生まれ。首相は無類のエルヴィス好きとして知られ、'01年には異色の選曲アルバム『私の好きなエルヴィス~小泉純一郎選曲 エルヴィス・チャリティ・アルバム』が発表されている。

T.Kimura
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