<MTWB2006>スキマスイッチ、ポジティヴで明るい曲が大雨の観客を救う

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7/23、大阪の万国博記念公園で行なわれた、日本最大のフリーコンサート<MEET THE WORLD BEAT 2006>のヘッドライナーとして、スキマスイッチが出場した。

2004年、2005年、そして今年2006と、スキマスイッチはなんと3年連続<MEET THE WORLD BEAT 2006>に出演(どうやら2003年の打ち上げ会場ではプレイしているらしく、デビューの2003年からお世話になっているらしい)。スキマスイッチの2人にとっては、とてもゆかりの深い野外フェス。「奏(かなで)」でブレイクし、アルバム『夏雲ノイズ』『空創クリップ』を大ヒットさせ大きな飛躍を遂げ、今年とうとうヘッドライナーを務めることとなった。

野外で行なわれたこの日、雨は止む気配はまったくなく、本格的に降るばかり。そのなかで、まさにスキマスイッチの2人は“全力を出し切る”様子で「全力少年」からスタート。「雨がひどくなってますが、僕も濡れますので、一緒にがんばりましょう!」と大橋(Vo)が叫ぶ。本当に、本当にひどい雨で、テンションが下がりそうな会場だったが、スキマスイッチのポジティヴで明るい曲が次々と奏でられると救われる。そして実際、大橋もズブ濡れだ。メロディアスで広がりのあるスローナンバー「ボクノート」は、晴れた夕暮れに聞きたかったが…!

そして新曲「スフィアの羽根」「ガラナ」を披露したあとは、「ふれて未来を」。サビ部分の<ふ~れ~て~未来を~♪>を観客と一緒に練習、一体となって歌ったことに感激したのか、大橋はステージを降りて観客エリアへ近づき、さらにファンへマイクを向けて歌わせ、会場を沸かせた(その後、雨で滑ってなかなかステージに上れない大橋氏だったが・笑)。

最後に、「うちの先輩たちがついてきちゃったんです! 福耳!」とスペシャルなゲストを紹介。「みんな、雨のなか、元気がよすぎます!」と山崎まさよし。「(大橋)卓弥はステージから降りたの? 落ちたの?(笑)」と杏子。「おじゃましま~す」と元ちとせ。「オレ、毎年出てるよ。ゴメン!」とやはり<MEET THE WORLD BEAT 2006>の常連出演者スガ シカオ。彼らがステージにあがり、7月にリリースした「惑星タイマー」を披露。前日の7/22に彼らが出演したイベント<Augusta Camp 2006>を終えた足でそのまま大阪へ来たのだろう。息がぴったりで、温かな雰囲気でのライヴの締めくくりとなった。

そして、その後、AI、m-flo、m-floのヴォーカルとして登場した日之内絵美とRyohei、押尾コータロー、ゴスペラッツ、Salyu、風味堂、BENNIE Kら出演者が再びステージに立つと、福耳の「星のかけらを探しに行こう Again」をセッションに、<MEET THE WORLD BEAT 2006>は無事終了となった。

文●星野まり子


■<MEET THE WORLD BEAT 2006>
スキマスイッチ セットリスト

1. 全力少年
2. 君の話
3. ボクノート
4. スフィアの羽根
5. ガラナ
6. ふれて未来を
7. 惑星タイマー(福耳)

セッション
1. 星のかけらを探しに行こう Again

■<MEET THE WORLD BEAT 2006>特集
https://www.barks.jp/feature/?id=1000026015
(他にも写真多数あり!)
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