秋山奈々、デビュー記念インタビュー

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──そして、もう1つのメイン曲「夜明け前」ですが、これはカバー?

奈々:はい。これは作曲家の樋口康雄さんが、私ぐらいの年齢の時に歌ってた曲で。内容的には、幼い恋の終わりというか、この夜が明けると2人は離れ離れになってしまうっていう。それをカバーさせてもらいました。

──カバーもそうですけど、レコーディング自体、初めてなわけですよね。歌う時は緊張しませんでした?

奈々:いえ、あんまり緊張しないほうなので、全然平気でした(笑)。

──度胸あるなぁ(笑)。じゃあレコーディング中、何か楽しかったエピソードは?

奈々:あの……私は歌ってるとだんだん鼻が詰まってきちゃうんですよ。なので、ブリーズライトをつけて歌ったりとか(笑)。で、ブリーズライトをつけながら歌う人っていうのもあんまり他にいないと思うんで、それをブログにアップしたりして(笑)。

──(笑)そういうオチャメな面を人に見せても大丈夫なの?

奈々:はい、全然。もともと真面目でシッカリしていてっていうイメージがついてるんで、こういった一面もあるんだよっていうのを、むしろ見せたいというか。だから、たまにポテトチップスを逆にくわえてアヒルの口を作ったりとか、そういうのをブログに載せたりもしてるんですよ(笑)。

──真面目なイメージを壊そうと?

奈々:まぁ実際、根本的な部分はすごい生真面目なんですけど、やっぱりそれだけじゃないし。“奈々ちゃんはこういう人間だよね”って決め付けられるのがすごいツライので。“秋山奈々はこういう面も持ってますよ、こういう面もありますよ”っていうのをこれからもちょっとずつ出していきたいなって思っています。

──そういう意味でも、歌っていうのはすごく有効ですよね。今までとはまた違った秋山奈々を表現できて。

奈々:本当にそう思います。雑誌のモデルをやってる秋山奈々、役者をやってる秋山奈々、そのどれとも違う秋山奈々を見せることができるんじゃないかなって。私はどれも1つ1つ、本当に真剣に取り組んでいて、音楽も軽い気持ちじゃなく、これからもずっと続けていきたいと思っているんですね。だからその中で徐々にいろんな秋山奈々を出していけたらなって思ってます。

──期待してます!

奈々:あと……それから、今回のCDと同時にDVDも発売されたんですけど、このDVDっていうのが、歌のお話をいただいた時からレコーディング、プロモーションビデオの撮影まで、ずっとドキュメントで秋山奈々を追ってるんですよ。なので、これを観れば、どんなふうに1stシングルができ上がったのかわかると思いますし、いろんな私の表情も詰まってるので、ぜひ観ていただけたらなと。

──じゃあDVDの中には音楽と真剣に向き合う秋山奈々もいれば、オチャメな秋山奈々もいて。

奈々:そうですね。さすがにポテトチップスでアヒルの口をやってる秋山奈々はいませんけど、ブリーズライトの秋山奈々はいますので(笑)、その辺も楽しんでいただけたらなって思います。

取材・文●赤木まみ

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