<FRF'06>キムが光っていたインディーの雄、ソニック・ユース

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米インディーロック界の重鎮にして、2004年の『ソニック・ナース』に続き、今年25周年にして20枚目の新作『ラザー・リップト』を発表するなど、その活動は留まることを知らないソニック・ユース。長い歴史と数々の名作を持ちながら、常に過去形にならず第一線のバンドとして活躍を続けている彼ら。今年の出演バンドの中にも、フェイヴァリットや影響を受けたバンドとしてソニック・ユースをあげているバンドは数多い。



新作からの轟音オルタナ・サウンド「インシネレイト」で幕を上げたステージは、2曲目の「リーナ」でキム・ゴードンが年齢を感じさせない美声と美脚を披露! そして、イントロから大歓声が起こった3曲目の「100%」を披露する頃にはかなり雨が激しくなってきていた。だが、満場のオーディエンスはこの伝説のバンドを見逃すまいと身じろぎもせず聴き入っていたのだ。キムがメイン・ヴォーカルを取ることが多かった今回のステージは、ノイズ炸裂の攻撃性は薄れ、ややまったりした雰囲気もあったが、それもまたフジロックならではの楽しみ方だったのかもしれない。

取材・文●suepyon
写真●Masanori Naruse

7/29 GREEN STAGE

1. INCINERATE
2. REENA
3. 100%
4. MOTE
5. DO YOU BELIEVE IN RAPTURE?
6. WHAT A WASTE
7. CATHOLIC BLOCK
8. RATS
9. TURQUOISE BOY
10. JAMS RUN FREE
11. PINK STREAM
12. SHAKING HELL


FUJI ROCK FESTIVAL '06特集
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025344
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