この夏、パリスとタタ・ヤンが一騎打ち！

今年の日本の夏は、なにやらいつも以上に騒々しい。それもそのはず、アメリカの言わずと知れたスーパー・セレブ、ヒルトンホテル創業者一族の令嬢であるパリス・ヒルトンと、いまやアジア諸国で大人気のタイのスーパー・スター、タタ・ヤンがこぞって来日し、日本に色っぽい風を吹き込んでいるからだ。

８月23日にアルバム『パリス』をリリースし、ついに歌手デビューを果たしたパリス・ヒルトンは、発売日の23日に都内３ヶ所でアルバムPRイベントを開催。世界のスーパー・セレブをひと目見ようと、どのイベント会場も多くの人が殺到した。HMV渋谷店で行なわれたトーク＆サイン会では、浴衣姿で登場するなど、ファン・サービスもバッチリ。パリスは集まったファンに笑顔を振りまき、新作のPRに励んだ。

対するアジアのスーパー歌姫、タタ・ヤンだって負けてはいない。パリスのデビュー・アルバム発売日と同日の８月23日に、待望の２ndアルバム『Temperature Rising』をリリースした彼女は、23日にお台場デックスビーチにて発売記念イベントを開催。体にピッタリとしたピンクのセクシー衣装に身を包み、ダイナマイト・ボディを大胆に揺らす歌とダンスで集まった観客を悩殺した。９月10日には都内某所にてシークレット・パーティーを行なう予定だ。

そんな２人の気になる作品の内容はというと、パリスのアルバム『パリス』は、ポップなR＆Bをベースとした作品で、少しかすれた感じの囁くような彼女のヴォーカルが、楽曲をより艶っぽく彩っている。６歳からピアノやヴァイオリンなどの教育を受けていた彼女は、今回念願の歌手デビューとのことで、制作陣にも力が入っているよう。若手ナンバー・ワンと言われているヒップホップ/アーバン系サウンドのプロデューサー、スコット・スコーチをメインに起用し、全体的に締りのある作品に仕上げている。

一方、タタ・ヤンの『Temperature Rising』は、エキゾチックな雰囲気が漂う本格的なポップR＆Bアルバム。欧米の音楽シーンを視野に入れた今作は、厚みのあるサウンド、力強いヴォーカル、ダンサブルなリズムと、３拍子揃った聴き応えのある作品だ。以前よりも存在感を増した彼女のヴォーカルが、グラマラスな大人の色気を感じさせる。

どちらも十分に日本を賑わせているアメリカとアジアのセクシー歌姫対決。それだけに、アルバム・チャートの順位も気になるところ。上位に輝くのは果たして……。

パリス・ヒルトン オフィシャル・サイト
http://www.parishilton.com/

タタ・ヤン オフィシャル・サイト
http://www.muture.co.jp/artists/tata/