<RIJF2006>KREVA、華麗なマイク・パフォーマンスを惜しみなく披露

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まだまだフェスは始まったばかりの1日目正午過ぎ、ジリジリと日差しが強くなる中、GRASS STAGEに登場したのは日本のヒップ・ホップ界の天才児、KREVAだ。

「Strong Style」でスタートしたライヴは、しょっぱなからオーディエンスの耳に、体に刺激を与えるサウンドで、リズムの波を起こしていく。2曲目の「国民的行事」でオーディエンスのハートをバッチリ掴むと、KREVAのペースも波に乗り、得意のマイク・パフォーマンスが炸裂。クラシカルなサウンドとラップの見事な融合で、オーディエンスを魅了していた。

そして次に披露されたのは8月2日にリリースされたばかりの新曲「Hava a nice day!」。清涼感溢れるサウンドで、会場に涼しげな空気を振りまく。常夏の青空の下、KREVAの清々しいヴォーカルが響き、気持ちも晴れやかに。続いてカップリングの「今夜はブギー・バック」を披露。1994年にスチャダラパーと小沢健二が大ヒットさせた曲が、KREVAのセンシブルなアレンジで蘇る。懐かしさを感じる人もいれば、新鮮さを感じた人もいたのでは。

“お前らもっと笑ってもいいと思う”と言って始まったのは、「いいと思う」。メロウなナンバーにオーディエンスは身を任せながらユラユラと踊る。“今日は男臭い。今、俺たちに必要なのは、消臭剤だ”と言うMCで呼び込まれたのは、女性シンガー、SONOMI。「ひとりじゃないのよ」「涙止まれよ」を歌い、ライヴに花を添える。KREVAのラップとSONOMIのグラマラスなヴォーカルの絶妙な絡みに、会場も沸いていた。

この日はSONOMIのほかに、CUEZEROやMummy-Dもゲストで登場するなど、フェスならではの演出にオーディエンスも大満足していたよう。KREVAも終始ご機嫌でステージを駆け回り、ラストは「イッサイガッサイ」で締めくくると、大きな歓声と拍手の中、満面の笑みを浮かべてステージを去った。

写真●TSUKASA/文●菅原麻紀

セットリスト@<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006> GRASS STAGE 2006.8.4
1.Strong Style
2.国民的行事
3.Have a nice day!
4.今夜はブギーバック
5.いいと思う
6.ひとりじゃないのよ feat. SONOMI
7.涙止まれよfeat. SONOMI
8.DAN DA DAN feat. CUEZERO
9.WAR WAR ZONE feat. CUEZERO
10.ファンキーグラマラス feat. Mummy-D
11.音色
12.スタート
13.イッサイガッサイ

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006 特集
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025727
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