新作『インサイド・ザ・ホロウ』全曲試聴&メンバーによる全曲解説!

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01 ブラックアウト
この曲の調子が退屈で皮肉っぽいのは、なるべくしてなったの。「太陽が消滅する/ブラックアウト」というのは、誰もが毎日、マスコミの見解を押し付けられて、屈してしまったらどうなるかということを考えた時に、最悪のシナリオが描く光景ね。抵抗するのよ! 立ち上がるのよ!
<ルイーズ>
 
02 リトル・シングス
「リトル・シングス」は崩れ去った関係について歌っているんだけど、まだ本当は乗り越えていない状態なの。それでも、どういうわけかこの人物に惚れたままで、でも全般的に惹かれているわけではないのよね。いつも引き戻されてしまうのは、彼または彼女がしでかす、いろんな「つまらないこと(=リトル・シングス)」なの。
<レイシー・リー>
 
03 エヴリ・ガール
永遠に続くと思っていた恋だったけど、彼は私をコントロールしていて、私はついに自分自身であることが恐いと思うところまで行ってしまった。この歌を歌うたび、今の自分がどんなに幸せかを思い出すわ。いつもいつも、誰かを感激させなければいけないとは思わない。自分のままでいればいいのよね。
<ターシャ・レイ>
 
04 スウィート・テンプテーション
“スウィート・テンプテーション(甘い誘惑)”が指すのは、今日の近代社会における虚しい期待のこと。自分自身に真実を見つけて、物質的な価値(フゥ!)がなければつまらない存在だと感じる、薄っぺらで面白みのない模倣者になるという甘い誘惑に負けないこと。そんなの退屈だし人生の無駄。本当だからね!
<ルイーズ>
 
05 ドーナツ
私がある人に夢中だった時のことを歌っているのよ。その人は、彼も同じ気持ちだと私が思うように仕向けたけど、結局、彼は私の時間を無駄にしただけ。もともとは「ダンカン」というタイトルだったのを「ドーナツ」(“ダンキン・ドーナツ”というドーナツのチェーン店から)に変えたの。
<レイシー・リー>
 
06 ウィッシング・ウェル
私は、王子様が私を迎えに来て連れ去ってくれる、なんてことを望んでた。でも、それどころか、拒絶されるという厳しい現実に目覚めて衝撃を受けたわ。そんな拒絶への対処法を歌ってるのよ。いずれにしても、自分の頭や心で願うことなんかよりも、いいエンディングが待っているということなのよ。
<ターシャ・レイ>
 
07 ジャスト・ライク・ユー
私の祖父のことについての曲。彼への、そして彼と分かち合った想い出に捧げる作品としてこの曲を書いた。彼は私たちがこのアルバムのレコーディングを始めるほんの数日前に亡くなった。この曲のレコーディングはとてもつらかった。2、3度、挫折したわ。演奏していると寂しい想いが募るの。
<レイシー・リー>


 
  
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