<SUMMER SONIC 06>ミューズ、“アリーナ・バンド”の貫禄を見せ付けた凱旋公演

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6年前の第1回サマソニの時は、人気は日本先行気味で、メイン・ステージで午前の演奏だった。それが今や“グラストンベリーのヘッドライナー”という栄誉を引っさげてのサマソニ、マリン・ステージのトリから2番目。“大きくなって帰って来た”という言葉がここまで似合うのはズバリ、ミューズしかいない。今や世界のどこに行ってもトップ10入りの大物バンド。今回のサマソニは、そんな彼らを迎える“凱旋ライヴ”の意味合いすら感じられた。

千葉の夕方は浜風が本当に強くなるのだが、その中をミューズの3人が登場。突風に吹かれ、モニターに映し出されたマシュー・ベラミー(Vo)の髪は乱れ、顔も引きつり気味。PAの音のミックスもかなりバラバラ。だが、それでもいったん演奏が始まれば即座にミューズ独自の世界を構築出来るのはさすが。

かねてから定評のある3ピースの次元を超えた壮大な演奏力はもちろんのこと、UKインディ・ロックと様式美メタルが交錯し、その上に今様のニュー・ウェイヴ・ビートが加わったサウンド・スケープは完全に唯一無二。しかも「プラグ・イン・ベイビー」「ニュー・ボーン」「タイム・イズ・ランニング・アウト」といったお馴染みのヒット曲だけでなく、新作『ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ』からの曲できちんとオープニングとエンディングを飾るなど、どのアルバムの曲をやっても万遍なくウケるところに、4枚目にして依然上り調子のバンドの勢いも感じられてうれしかった。会場の都合でお馴染みの光るピアノや紙吹雪などの演出こそなかったが、この時代きってのアリーナ・バンドの貫禄は見事に示した。

文●沢田太陽

SUMMERSONIC 06 TOKYO
2006.8.13
MARINE STAGE

1.Map Of The Problematic
2.Hysteria
3.Supermassive Black Hole
4.Bliss
5.Starlight
6.Butterflies & Hurricanes
7.Invincible
8.New Born
9.Stockholm Syndrome
10.Time Is Running Out
11.Plug In Baby
12.Knights Of Cydonia

◆SUMMER SONIC 06特集はこちらから
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025892
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