<SUMMER SONIC 06>ダニエル・パウター、垣間見せた親しみ易いキャラクター

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現在、日本で最も注目されている洋楽アーティスト。それは間違いなくダニエル・パウターだろう。自身の名を冠したデビューアルバムはダブル・プラチナを獲得し、出世作「バッド・デイ~ついてない日の応援歌~」はいまだにラジオのエアプレイの常連だ。

そんな彼のステージに人が集まらないわけがない。開始前から多くの人々が、ソニック・ステージに詰め掛けていた。フル・バンドでの来日は、今回が初めてだという(前日にワンマンを行ったが)。愛想よく手を振ったりして、一見すると普通の好青年だが、彼がピアノとともに歌い出すと会場の空気が震えるように変わっていく。しかも、ただ聴かせるだけでなく、コール&レスポンスなどでオーディエンスを楽しませることも忘れない。なにより自分自身が一番楽しんでいるようだ。

ダニエル・パウターの魅力は、神々しいまでのヴォーカルと相反するような、彼の親しみやすいキャラクターにあるのかも知れない。「バッド・デイ」で巻き起こった大合唱を受けて、とてもうれしそうに“グレイト!”を連呼していたのが非常に印象的だった。

文●宮崎敬太


SUMMERSONIC 06 TOKYO
2006.8.12
SONIC STAGE

1.Song 6
2.Styrofoam
3.Wasted
4.Lost On The Stoop
5.Jimmy Gets High
6.Lie To Me 7.Free Loop
8.Bad Day
9.Back On The Streets
10.Love You Lately

◆SUMMER SONIC 06特集はこちらから
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025892
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