<RIJF2006>吉井和哉、6年ぶりの夏フェス参戦で見せた圧倒的なライヴ

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宵闇迫る夕刻、空が赤く染まりだす時間に、細身のスタイリッシュな黒いスーツ姿で登場したのは、6年ぶりの<ROCK IN JAPAN FESTIVAL>(以下、RIJF)参加となる吉井和哉だ。物静かに、そして圧倒的な存在感を持ってステージに登場した彼は、いきなり10月にリリースするニュー・アルバム『39108』からの楽曲「人それぞれのMY WAY」で、ライヴをスタートさせた。

他のアーティストとは少し違った、異色と感じさせるほどの空気を漂わせる彼のライヴは、一瞬にして会場を独特の雰囲気で包み込む。凛とした佇まいで、アダルトな色気を放ちながら熱唱する彼に、瞬く間に魅せられた。普段のライヴでは、巧みな話術と興味深い話を盛り込んだMCでもオーディエンスを沸かしている彼。だが、この日は久しぶりのフェスでのライヴを楽しむためか、MCはほとんどなく、ロック・ミュージシャンとしてのオーラを、とことん感じさせるライヴを披露した。

この日は「黄金バッド」や「I WANT YOU I NEED YOU」など新作からの楽曲も多く演奏されたため、じっと聴き入るオーディエンスも多かったが、「WEEKENDER」あたりからオーディエンスのアクセルがグッと入り、会場の熱気が勢いよく上がるのを感じた。そして最後に2曲、THE YELLOW MONKEYの楽曲「LOVE LOVE SHOW」と「バラ色の日々」が演奏されると、会場は一気にヒートアップ。後方で見ていたオーディエンスが、次々と前へ突っ込んできたため、ライヴが終わった頃には、最初に見ていた位置よりだいぶ前方へ押しやられていた。

彼が初めて<RIJF>に出演したのは、2000年に開催された記念すべき第1回目のとき。そのときは、THE YELLOW MONKEYとして出演し、風雨の中、邪念のないエネルギッシュなライヴを見せた。6年の月日が経ち、再び同じステージへ、今度はソロとして姿を現した彼は、イエモン時代の楽曲を迷うことなく演奏できるほど自信に満ち溢れた顔つきで、オーディエンスの胸に刻むライヴを見せてくれた。

写真●TSUKASA/文●菅原麻紀

セットリスト@<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006> GRASS STAGE 2006.8.6
1.人それぞれのMY WAY
2.LIVING TIME
3.CALL ME
4.黄金バッド
5.I WANT YOU I NEED YOU
6.WEEKENDER
7.BEAUTIFUL
8.TALI
9.FINAL COUNTDOWN
10.LOVE LOVE SHOW
11.バラ色の日々

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006 特集
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025727
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