ザ・ビートルズのジョン、ポール、ジョージが新作をリリース

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ザ・ビートルズのメンバー、3人の新しい作品が続々とリリースされる。

まずジョン・レノンの“新作”は、『アメリカ v.s. ジョン・レノン モーション・ピクチャー・サウンドトラック(仮)』(原題:The U.S. vs. John Lennon Motion Picture Soundtrack)で、輸入盤が9月25日、音楽配信が9月27日、日本盤が11月1日に発売になる。これはアメリカではすでに公開中のドキュメンタリー映画『The U.S. vs. John Lennon』のサウンド・トラック盤。映画は、ジョンのアメリカでの平和活動を追った作品で、オノ・ヨーコ氏もプライベート・フィルムから未発表映像を提供している話題作だ。このサントラ盤には「イマジン」、「パワー・トゥ・ザ・ピープル」、「ワーキング・クラス・ヒーロー」など、ジョンが残した代表的なメッセージ・ソングが収められ、さらに「アッティカ・ステイト(ライヴ)」、「ハウ・ドゥ・ユー・スリープ(インストゥルメンタル)」の2曲の貴重な未発表音源も収録されている。映画は2007年に日本公開される予定。

続いて、ポール・マッカートニーはクラシック・アルバム『心の翼』(原題:Ecce Cor Meum)を、輸入盤9月25日、音楽配信9月27日、日本盤9月29日にリリース。ポール・マッカートニーが作曲し、フル・オーケストラと150人のコーラスにパイプ・オルガンというゴージャスな編成で完成させた、現代音楽のアルバムとなっている。過去にもクラシック作品をリリースしているポールが8年の歳月をかけて完成させた力作は、オックスフォード大学モードリン・カレッジの新しいコンサート・ホールの完成を記念しての書き下ろし作品である。原題のラテン語“Ecce Cor Meum”は「私を見守って」の意で、ポール本人は「善意の中にある誠実さが“Ecce Cor Meum”の歌詞と音楽の中にあると僕は願っている 」とライナーノーツで語っている。

そして、ジョージ・ハリスンは1973年に全米1位を記録したオリジナル・アルバム『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』の最新リマスター盤をリリース。輸入盤が9月25日、日本盤が9月27日にリリースされる。本作は、全米1位シングル「ギヴ・ミー・ラヴ」を含む傑作アルバムで、DVD付限定スペシャル・エディションには、エリック・クラプトンをゲストに迎えた1991年の東京公演から「ギヴ・ミー・ラヴ」の映像など、貴重な素材が収められている。また、このアルバムは10月4日から音楽配信もスタート。ジョージ・ハリスンの作品が配信されるのは初めてのことなので、こちらもお楽しみに。

1980年に凶弾に倒れ、四半世紀が過ぎたジョン。亡くなって早くも5年が経過しようとしているジョージ。そして64歳になってなお活動を続けるポール。3人のそれぞれの“新作”が、また新たな音楽ファンを魅了するだろう。

■ザ・ビートルズ公式サイト 
http://toemi.jp/beatles/ (PC・携帯)
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