ブラント、コソボの兵士を前にシークレット・ギグ

元陸軍士官ジェイムス・ブラントが、かつて駐屯していたコソボに戻り、500人の兵士を前にパフォーマンスを行なった。'02年にミュージシャンの夢を追うため離軍したブラントは、NATOの平和維持軍の一員としてコソボにいたことがある。

ブラントは、コメディアン、ジム・デヴィッドソンの依頼を受け同地で行なわれる＜British Forces Foundation Gigs＞への出演を快諾したという。『The Sun』紙によると、誰がパフォーマンスするのか知らされていなかったにも関わらず、500人以上の兵士が会場を訪れたそうだ。関係者は「ここでは毎日がサバイバルだ。数時間でも彼らが逃避できたのは良かった」と話している。

ブラントは、バルカン諸島での経験をもとに「Cry」という曲を作っている。彼は「プレッシャーだらけの日々だった。爆撃されているときに、そこにいたんだ。でも、素晴らしい人々に出会ったよ。貴重な体験だった」と語っている。

Ako Suzuki, London