ファットボーイ・スリム、保守党の依頼に「ノー!」

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ファットボーイ・スリムが、彼の曲をアンセムとして使いたいとの保守党の依頼を断わったという。同党は今週開かれる会議で、ファットボーイ・スリムが'95年にピザマンの名前で制作したトラック「Happiness」を使用したいと考えている。

『The Sun』紙によると、保守党はレコード会社に許可を求めたもの、同党の政策に不満を持つファットボーイ・スリムは「絶対にイヤだ」と答えたそうだ。しかしながら、彼の承諾がなくても曲を流すことができると知ったファットボーイ・スリムは、怒り心頭だという。

会場がライセンスを持ち、印税をPerforming Rights Societyへ支払う限り、公共の場ではどの曲をかけてもいいことになっている。しかしファットボーイ・スリムは「保守党からの金など欲しくない」そうだ。

2年前に労働党のキャンペーンで勝手に「Right Here Right Now」を使用されたことのある彼は、こう話している。「少なくとも保守党は労働党と違って、最初に許可を求めるという礼儀はあるんだな。でも、保守党は依然として僕の嫌いな政党だ。したがって、答えは断固として“ノー!”だ」。

保守党がファットボーイ・スリムの意見を無視するのであれば、今週末行なわれるデヴィッド・キャメロン党首の演説の際、彼の曲が流れるかもしれない。ファットボーイ・スリムはこれまでに労働党だけでなく、'99年のアメリカ大統領選挙のときも無断で曲を使用されたことがある。

Ako Suzuki, London
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