インディー・ヒットの秘訣は、YouTubeとウラ仕事!?

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一日に一億ものアクセスを記録しているというWebサイト『YouTube』。世界中の全Webサイトの中でも17位のアクセスを誇る同サイトと、音楽の関係は深い。海外のアーティストなどは、オフィシャル・サイトでビデオクリップを視聴させる場合、YouTubeへリンクさせているケースが多い。

また、無名のインディーバンドが『YouTube』や『MySpace』といったサイトで話題となって、世界的な大ヒットを生むという状況もかなり見受けられるようになっており、現在のアーティスト・プロモーションにおいては『YouTube』や『MySpace』といったWebサイトは決して無視することのできない重要なキー・メディアとなっている。

そんな中で、いま最も注目集めているバンドが、テープス・エン・テープスというバンドだ。彼はアメリカのミネアポリス出身の4人組。'04年に見よう見まねでデビュー盤『The Tapes 'n Tapes EP』を制作し、いわゆるインディー・バンドが通るお定まりの成功の道を歩むわけだが、彼らの場合、その過程が非常に現代的なのである。

テープス・エン・テープスは自由に映像をアップすることができる『YouTube』を利用して、自分たちのブート・ライヴ映像を意図的に流し、Web内に蔓延させたのだ。それを流れに敏感なブロガーたちが発見し、徐々に口コミで広がり……、現在では“英/米のメディアで今話題No.1の新人”、“全米ブロガーが選ぶ人気No.1インディーズ・バンド”という評価を獲得するに至っている。

彼らは自分のたちの成功の秘訣を、ブラック・ユーモアたっぷりのドキュメント映像にまとめてYouTubeへアップしている。このコンテンツ(英語版)は、なんと現在65万ビューという驚異的なアクセス数を記録しており、このアクセス数を視聴率に換算するとなんとゴールデン・タイムのドラマ並みだという。

このテープス・エン・テープスが、早くも12月に来日することが決定した! しかも、なんとこのライヴでは、バンドが許可した曲に限っては一曲丸々撮影可能! しかも、その映像は自由に使ってイイのだ! だから、映像を即日で自分のサイトにアップしてもいいし、これを映像素材にして自分でオリジナル・ビデオクリップを作ってもいいというワケ。著作権に対してやたらと過敏になっている業界をあざ笑うかのような痛快な企画といえるだろう。

注目のテープス・エン・テープスの来日公演は、12月4日に代官山UNITにて行われる予定。そして、気になるドキュメント映像は、なんと日本語字幕版もYouTubeにアップされているので、是非ともチェックしていただきたい。もはや爆笑必至である。

■成功への道~インディーズ・プロモーションの神様(クレル・ティクル)
https://www.youtube.com/watch?v=Upq5u1ITILU

テープス・エン・テープス来日公演
日時:12月4日(月)
会場:代官山UNIT OPEN 18:00 / START 19:00
料金:¥4,500 (税込/All Standing/1DRINK別)

(問)Creativeman 03-5466-0777
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