「地獄の窯が開いた! あのDMCのクラウザーさん(ヨハネ・クラウザーII世)が、ついに我々の元に降臨した!」とインターネット上で騒がれていることをご存知だろうか。

今、最も旬なコミックは何か? と訊かれたら、多くの人はこのマンガのタイトルを挙げるはずだ。『デトロイト・メタル・シティ(DMC)』。BARKSでもコミックス第2巻の発売記念イベントをレポート(https://www.barks.jp/news/?id=1000027903)して大好評を博している。

通称DMCと呼ばれるこの作品は、デスメタルを題材にしたギャグマンガ。本当はデスメタルバンドをなんてやりたくなかった主人公の根岸くんことクラウザーさんが、理想と現実の間で懊悩と活躍を繰り返す作品だ。音楽を扱った題材ということで、“バークス編集部員は必読”という業務命令すら出ているとかいないとか。もちろん編集部に単行本が常備されているのは言うまでもない。

DMC読者としてはどうしても気になるのが、その楽曲。「グロテスク」をはじめ、「SATSUGAI」、「この恨みはらさでおくべきか」、「魔王」などの魅力的な楽曲が、どのようなサウンドにのせて演奏されているのか、これまでは想像上で聴くことしかできなかった。

これまで?

そう、あのDMCの名曲たちが、なんと楽曲化されたのだ! 公開されているのは、「グロテスク」「この恨みはらさでおくべきか」「魔王(ラフミックス)」などなど計7曲。しかもその楽曲、なんとクラウザーさんが運営しているブログ“ファッキンガム宮殿 ~DETROIT METAL COPY~”で誰でも聴くことができる。ブログを通じてインターネットをレイプしようとしているのではないかというくらいの太っ腹なことをしてくれるのは、さすが異常性欲者のクラウザーさんといったところ。

この出来事は、巨大掲示板“2ちゃんねる”やソーシャルネットワークサービスの“mixi”を通じて瞬く間に広がり、クラウザーさんのブログには「俺明日公然猥褻カットにしてきます!!」とか「やっぱり何度聴いてもビチョ濡れだわ! ファック! 替えのパンツが何枚あっても足りないのよ!」「ゴートゥDMC!」といった賞賛の声や、次の作品を期待する声が寄せられている。

“資本主義の豚”的ポジションの編集部としては、“スパンキン風林火豚”を受ける覚悟でぜひこのクラウザーさんへインタヴューを敢行したかったのだが、如何せんブログに連絡先が載っていないため、断念。DMCがメジャーデビューするといった情報はまだこちらには届いていない。

なお、2006年8月18日付けのブログ記事には、太田出版刊行の雑誌「CONTINUE Vol.29」の誌面を通じて、DMC作者の若杉公徳氏が<当サイトに対し、「作者の若杉氏も納得の完成度」>とコメントした件が掲載されている。本物のクラウザーさんのはずなのに、なんでこんな、まるでDMCファンが自主的に楽曲を制作してブログに掲載しているかのような記事が載っているのかは気になるところだが、いずれにせよ、クラウザーさんが発信している楽曲、まだチェックしていないDMCファンは心して大音量で聴いて、そしてビショ濡れ大洪水になってほしい。

■クラウザーさんのブログ“ファッキンガム宮殿 ~DETROIT METAL COPY~”はこちら
http://dmcopy.seesaa.net/

■DMC<鋼鉄無間地獄>写真レポートはこちら
https://www.barks.jp/feature/?id=1000027897