ハード・ファイ、白タク反対キャンペーンに参加

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パーティ・シーズンのこの時期、会がお開きになった深夜、公認タクシーがひろえずつい白タクを利用してしまう人も多いが、ハード・ファイ、ラッパーのKANO、リチャード・Xらミュージシャンがその危険性を訴えている。

ロンドン市は現在、無認可の白タクを使うのを止めるよう<Cabwise>キャンペーンを実施中。それに賛同するハード・ファイのフロントマン、リチャード・アーチャーはこう声明を発表した。「明らかに危険というだけでなく、誰が運転してるのかも、家へ無事たどり着けるのかさえわからないんだよ」。ロンドン出身のラッパーKANOは「出かける前に、どうやって家へ帰るかきちんと計画を立てておくべきだ。出かけたときには、友人の面倒も見てやれ」とアドバイスしている。

ロンドンにはブラック・キャブのほか、認定された白タク会社もある。しかし、日本の忘年会に代わるクリスマス・パーティが多いこの時期、夜遅くにタクシーをつかまえるのは至難の業。酔っ払い警戒心が薄れ、流しの白タクに乗り込んでしまう人々も少なくない。法外な料金を取られるだけでなく、女性客の場合、レイプなどの被害にあうケースも……。

XFMの女性DJは、こんな恐ろしい体験を語っている。「怖い思いをしたことがあるわ。無認可のタクシーに乗ったら、ドライバーがドラッグやってて、汗かきながら震えてたのよ。失敗したって思ったし、わたしが頼んだ方向へ向かってないことにも気づいたから、信号で止まったときに飛び降りたのよ」

無認可の白タクは、ロンドン市内だけでなく、ヒースロー空港にも現れるので、ご注意を。

Ako Suzuki, London
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