ロッド・スチュワート「フェイセズは酔っ払いバンド」

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ロッド・スチュワート、ロニー・ウッドらが参加し、70年代前半に絶大な人気を誇ったフェイセズだが、スチュワートは、自分たちは「自信のない、酔っ払いバンドだった」と振り返っている。

スチュワートはBBCオンラインのインタヴューで、こう話している。「(フェイセズで)活動してるとき、俺たち、ちっともいいことやってるって思ってなかったんだ。だから、酔っ払いバンドだったんだよ。自分たちに信念がなかったからね」しかしながら「俺たちの音楽は、多くのバンド、多くの人に影響を与えた」とし、その理由は「バンドにいた5人の関係が良かったし、俺と、ロニー・レーン、ロニー・ウッドのソングライティング・チームがユニークだったから」だろうと分析している。「それに俺たち、いつも酔っ払ってたからな。いつもハイだったから、ハイな時代ではあったわけだ」

しかしスチュワートは、自分は決して偉大なソング・ライターではないとも話している。「曲を書くのは、楽しいことじゃない。俺は、生まれながらのソング・ライターじゃないよ。ちょっと時間があるから“ベッド・ルームへ行って曲を書いてくる”なんてタイプじゃないんだ。90年代初めまで曲を作ってたけど、正直言って、セールスの面でもラジオからもいい反応はなかった。そういう技術はないんだろうな」

この数年、カヴァー・アルバムをリリースし続けるスチュワートは、この先ずっと他人の曲をカヴァーしていくつもりはないが、いまは自分の作った曲をリリースする意欲がわかないという。

スチュワートはこの秋、『The Great American Songbook』に続くロック・カヴァー・アルバム『Still The Same: Great Rock Classics Of Our Time』を発表した。

Ako Suzuki, London
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