'06年 ヒップホップ/R&B事件簿 ビーフ編

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ヒップホップ・シーンのもはや必要悪とも言える、アーティスト同士のビーフ(確執)。'06年も数多くのアーティストがバトルを繰り広げた。

まず、'05年から引き続いての50セント、ザ・ゲームとのビーフだ。大きな動きとしてはザ・ゲームが所属レコード・レーベルであるG-ユニット/アフターマス・レコーズから正式に離脱し、両者のビジネス面での関係に終止符が打たれた。そして、2ndアルバム『The Doctor's Advocate』のリリース直前には、ラジオにて50セントとの和解希望を表明したザ・ゲームだが、一方でアンチ50セントなアーティストを総動員したシングル曲「It's Okay (The Blood)」のリミックス・バージョンを発表。当面、この両者のバトルは収まりそうにない。

'06年、新たに勃発したのがニューヨークにおけるジェイ・Zとジム・ジョーンズのビーフだ。さらにこのバトルにはジェイ・Zの元ビジネスパートナー、デイモン・ダッシュも絡み、共にネット上にてお互いを攻撃するディス曲を展開している。

R&B界ではビヨンセとエイメリーの確執が噂されたが、両者共に否定。この手の噂話は人気アーティストであるがための宿命といったところか?

様々なビーフ話が続く一方で、'06年は長年の敵対関係を解消したケースも多く、DMXとジャ・ルール、50セントとディディがそれぞれ和解を発表した。また、'05年に和解を発表して話題を呼んだジェイ・Zとナズだが、'06年に入ってナズがジェイ・Z率いるデフ・ジャムに移籍するなど、和解が両者の活動にも非常に良い効果をもたらしている。

K.Omae, LA
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