'06年 ヒップホップ/R&B事件簿 懲りない面々?

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毎年様々なアーティストが警察沙汰となる事件を起こしているわけだが、'06年はある特定のヒップホップ・アーティストが何度も警察のお世話になった年でもあった。

まず、バスタ・ライムスだが、2月に行なわれたプロモーション・ビデオの撮影現場にてボディガードが射殺されるというショッキングな事件が勃発。事件の真相を知っていると思われるバスタ・ライムスであるが、警察の度重なる要請にも関わらず事情聴取を一切拒み、亡くなったボディガードの遺族からも大きな批判を浴びた。

その一方でバスタ・ライムスは'05年にサインを求めてきたファンへ暴力を奮っていたことが明らかとなり、さらに'06年夏には「車に唾を吐いた」という理由で少年を殴ったとして逮捕されている。

バスタ・ライムスにとって、'06年は間違いなくイメージが急激に下降した年となった。

ウエスト・コーストを代表するお騒がせアーティストと言えばスヌープ・ドッグだろう。4月にロンドン・ヒースロー空港にて取り巻きと共に暴れて逮捕。イギリスへの入国禁止と英国航空からは永久的な搭乗拒否が命じられている。また、9月には飛行機への武器持ち込みが発覚したかと思えば、10月には空港敷地内にて銃及びマリファナ所持で逮捕。さらに11月にもテレビ番組収録後に同じく銃と違法薬物所持で逮捕されている。

この9月から11月にかけての3件の事件は現在も裁判を待っている状態であり、もし有罪となった場合には今後のアーティスト活動に支障をきたす可能性もある。

しかし、これだけ事件を起こしても、アーティスト・イメージが下がることがないというのもまた、実にスヌープ・ドッグらしい。

K.Omae, LA
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