'07年初の全米アルバム&シングル・チャートの動向

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'07年最初の全米チャートが発表された。ビルボードによると、アルバム・チャートでトップを獲得したのはオマリオンの『21』だった。売り上げは約12万枚程度に留まっている。上位では他に、エイコンの『Konvicted』が2位に浮上、ナズの『Hip-Hop Is Dead』が4位を獲得した。

また、ヤング・ジーズィの『The Inspiration』、『Eminem Presents: The Re-Up』、シアラの『Ciara: The Evolution』など、トップ10圏内はほぼヒップホップアーティストで占められた。ほかに、人気シリーズコンピやサントラがランクインしている。

トップ10圏外では、マイ・ケミカル・ロマンスの『The Black Parade』が42位から16位に急浮上したのをはじめ、ザ・ゲームの『Doctor's Advocate』も大きく浮上する結果となった。マイ・ケミカル・ロマンスは今月に来日公演を行う予定だ。

注目作品としては、スウィッチフットの『Oh! Gravity』が18位に初登場している。

一方、全米シングル・チャートも上位の大半がヒップホップ・アーティストによって占められた。昨年から相変わらず好調なビヨンセの「Irreplaceable」が連続トップを獲得したほか、ファーギーの「Fergalicious」が2位にランクインした。また、エイコンやジャスティン・ティンバーレイクのホットなセールスに加え、ザ・フレイの「How To Save A Life 」やオール・アメリカン・リジェクツの「It Ends Tonight」が上位に浮上している。

シングル・チャートのトップ10圏外では、マイ・ケミカル・ロマンスの「Welcome To The Black Parade」、グウェン・ステファニーの「Wind Up」といったヒットが昨年の勢いを維持している。

他に、米オーディション番組『アメリカン・アイドル』出身のアーティストやニッケルバックの作品が人気だ。

T.Kimura
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