作家・島田雅彦の初主演映画の主題歌をデビュー前の大型新人が担当

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人気作家であり、戯曲やオペラの台本や演出、さらに法政大学教授も務める島田雅彦氏(45)が、3月公開の映画『東京の嘘』(井上春生監督)の主役に抜擢された。これまでに、『ラスト・フランケンシュタイン』(91)、『トパーズ』(92)、『少女~an adolescent』(01)、『るにん』(05)など、たびたび映画出演はしているが、主演は今回が初。

その初の主演映画は、映像と音楽の新たなカタチを創造する“CineMusica(シネムジカ)”シリーズ第二弾作品『東京の嘘』。第一弾の『チェリーパイ』では、主題歌にいきものがかりを起用し、主題歌が流れるシーンがそのままいきものがかりのPVになったことでも話題となった。

今回の『東京の嘘』は、複雑に絡み合う男女が嘘だらけの東京でひとり抱えこんだやるせない孤独や渇きを鮮明に描き出し、時間軸を交差させながらスリリングに展開する、現代のリアルなおとぎ話。実は企画段階から主役に島田氏の名が挙がっていたそうで、脚本は「島田雅彦ありき」で進められ、島田氏もセリフなどのアイデアを提供するなど、双方がインスパイアされあって主人公の瀬尾が作り上げられたのだそう。

共演は、映画『テニスの王子様』でヒロイン役を演じ、連続ドラマ『吉祥天女』、『地獄少女』と立て続けに主演を務める岩田さゆり、ファッション雑誌やCMでも大活躍の菊池亜希子、端正なルックスで映画、CMでインパクトを残すJAI WEST、NHK連続テレビ小説『天花』でヒロインの相手役を務め人気を確かなものにした平山広行、類まれなる透明感が魅力の小山田サユリ、大人気グラビアアイドルで女優としても活動の幅を広げる佐藤寛子なら。

そして、このシリーズの柱のひとつが、主題歌や挿入歌など“音楽”と“映画”の融合。その大役に今回抜擢されたのは、大型新人、nangi(ナンジ)だ。YUI、加藤ミリヤなど、数多くのアーティストを輩出したソニーミュージック・オーディションで、参加した全レーベルが彼女の獲得に手をあげたという。

映画の主題歌は、「ベロニカは死ぬことにした」に続き2度目の抜擢で、デビュー前のアーティストとしては異例。彼女もまた、撮影前から始まった曲作りの過程で脚本を読み込み、ロケ場所の写真などからインスピレーションを受けて、瑞々しい感性を生かして詞曲を作り上げていった。その主題歌「jinx」、挿入歌「UNMEI」が収録されたミニ・アルバム『n』が、2月14日にタワーレコード限定で発売される。なお、nangi自身も映画のワンシーンにゲスト出演しているので、ぜひチェックしてほしい。

【映画『東京の嘘』公開情報】
TOHOシネマズ流山おおたかの森
TOHOシネマズららぽーと横浜
シネマート六本木
にて2007年3月公開決定

■nangiオフィシャル・サイト
http://www.nangiweb.com
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