プレストン、TV収録中に奥さんをからかわれ途中退席

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BBCのバラエティ・クイズ番組『Never Mind The Buzzcocks』に出演したオーディナリー・ボーイズのプレストンが、司会者から奥さんのことをからかわれ激怒、収録中にもかかわらずスタジオを飛び出した。

『Never Mind The Buzzcocks』は、コメディアンやミュージシャンをゲスト解答者に迎えるクイズ番組。音楽ネタや、司会者/出演者からの辛らつなコメントをウリにしている。今回、司会者のサイモン・アムステルがプレストンの奥さんシャンテルの自伝『Living The Dream』を面白おかしく読み上げたところ、プレストンは胸元のマイクを引き剥がし、スタジオを飛び出て行ったという。

番組の関係者は「プレストンが出て行ったとき、観客席からはブーイングが巻き起こったよ。彼に冗談は通じなかった」と話している。番組はこの後、レギュラー出演者のコメディアンが観客の中からプレストン似の男性を選び解答者席に座らせ、進行を続けたという。

プロデューサーは「プレストンがあの場にいたくないと感じたのは残念だ。サイモンはよくゲストをからかうが、悪意はなく、いつもは盛り上がる。それがこの番組の面白いところなのだが……」とコメントした。一方のプレストンは「ほかの場所だったら(司会者のことを)殴ってた。それを避けるために、立ち去ったんだ」とBBCラジオのインタヴューで話している。また彼いわく、シャンテルは夫の行動を“ファニーでスイート”だと評価しているそうだ。

イギリスらしいブラック・ユーモアいっぱいの『Never Mind The Buzzcocks』は10年以上続く長寿番組だが、出演者が怒って退場したのはこれが初めて。今回撮影されたエピソードは、プレストン退場の部分をカットすることなく放送されるようだ。

Ako Suzuki, London
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