Ninja Tuneに新レーベルを立ち上げさせた異色の新人

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Ninja Tuneがわざわざ彼のためだけにサブ・レーベルを設立したという異色のアーティスト、ポップ・リーヴァイのデビュー・アルバム『The Return To Form Black Magick Party』の詳細が明らかになった。

ポップ・リーヴァイは、これまでSuper Numeri、Ladytronといったバンドで活動してきたマルチ楽器プレイヤー。Ninja Tuneのスタッフは、彼がソロで制作した“マーク・ボランとプリンスを足して2で割ったような”サイケデリック・ロック・サウンドにひと聴惚れ(?)、すぐに契約を決意したという。しかしリーヴァイのサウンドは、これまで同レーベルがリリースしてきたダンス・ミュージックとは一線を画すため、彼のためだけに新レーベルCounter Recordsを立ち上げることにしたそうだ。

「これでマーキュリー・アワーズを狙う」というポップ・リーヴァイのデビュー・アルバムは、グリーンランドの上を飛行中のフライトのトイレの中、LAの教会の屋上など変わった場所でレコーディングされている。リーヴァイいわく「クリエイティヴになりたきゃ、動き回らなくてはならない」そうだ。

『The Return To Form Black Magick Party』は、2月12日リリース(英国発売)。「Sugar Assault Me Now」「Blue Honey」「(A Style Called) Crying Chic」「Pick-Me-Up Uppercut」「Skip Ghetto」「Dollar Bill Rock」「Flirting」「Mournin' Light」「See My Lord」「Hades' Lady」「From The Day That You Were Born」の11曲が収録される。

ちなみにNinja Tuneの今年のイチ押しアーティストは、このポップ・リーヴァイと日本人アーティストのDJ Kentaro(間もなくNinja Tuneよりアルバムをリリース)だという。

Ako Suzuki, London
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