ブロック・パーティー、待望の2ndアルバム 特集 INTERVIEW編

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――当初この新作は'06年秋のリリースを目指していたそうですね。

マット・トン:うん。でも結局間に合わなくて、どうせ予定より遅れるならもう徹底的に、これ以上磨きようがないっていうくらいに突き詰めてみようって思ったんだよ。自分たちに作れる限り最高のアルバムにしようって。デビュー作でブレイクしたバンドがセカンドで失敗する例を、これまでにたくさん見てきたからね。

――結果的にはエレクトロニックな要素を大胆に取り入れて、一挙にスケールアップできたんじゃないですか?

ケリー・オケレケ:ああ。前作にもエレクトロニックな要素は含まれていたけど、ここ数年フツウのロックを聴いて強く心を動かされることがほとんどなかったんだ。“いいなあ”と思うのはダンス音楽やR&Bばかりで、僕たちが次に進むべき道としてエレクトロニックな可能性を探るのが自然に感じられたのさ。例えばティンバランドがやってることなんか、素晴らしいと思うし。でも実は、そのことでバンド内でもめたりもしたんだけどね(笑)。

――結果的にはエレクトロニックな要素を大胆に取り入れて、一挙にスケールアップできたんじゃないですか?

ケリー:ああ。前作にもエレクトロニックな要素は含まれていたけど、ここ数年フツウのロックを聴いて強く心を動かされることがほとんどなかったんだ。“いいなあ”と思うのはダンス音楽やR&Bばかりで、僕たちが次に進むべき道としてエレクトロニックな可能性を探るのが自然に感じられたのさ。例えばティンバランドがやってることなんか、素晴らしいと思うし。でも実は、そのことでバンド内でもめたりもしたんだけどね(笑)。

マット:そりゃ、ドラムマシーンを使いたいなんて言われたら、ドラマーは誰だって危機感を感じるだろ?(笑) ケリーっていつも“いったい何考えてるんだよ?”って思わせるところがあるんだよね。でも、彼はアルバムを作り始めた当初から明確な音のイメージを描いていたし、今では忍耐強く彼の道先案内に従って良かったと思ってる。

――その一方でギターロックのエッジも維持していますよね。

ケリー:うん。やっぱりバンドが一体になって演奏した時に放出されるエネルギーは、ものすごくパワフルで何物にも変えがたいからね。

マット:結果的にはエレクトロニックとロックのダイナミズムの、いいバランスを見つけられたと思うよ。それにブロック・パーティーのトレードマークって特定のスタイルじゃなくて、スタンスの部分にあるんだ。革新的で好奇心満々で、どんどん新しい可能性を試してゆくというスタンスにね。それが伝わるアルバムなんじゃないかな。

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