THE イナズマ戦隊 INTERVIEW

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――(笑)はい。だからこの『熱血商店街』からは、きちんとそういった紆余曲折を経たからこその骨の太さと新鮮さを感じられるんだと思うんです。

中田(B):レコーディングではその曲ごとの雰囲気を大事にするよう心掛けてましたね。それは自分ひとりだけわかっててもあかんことやし、全員が全員同じ方向に向かってないとできひんことやから、みんなの意志統一をしっかりやって。作業としては丁寧やったんちゃうかな。

山田:今回も色々と細かいことはやってるけど、前作で得た知識を使ってのことやから気分的に違ったよね。まず最初にライヴが見えて、色付けとして新しいことをやったという感じで。

久保:だから予想通りで。僕らのド真ん中が豪速球なんだとしたら、前回は新しいことにチャレンジ=カーブを投げなきゃいけなかった。で、カーブを投げたことがないから打たれるのか三振とれるのかわかんなかったんですよ。でも、初めてカーブを投げて色々と学んだことで、今回はカーブだろうがストレートだろうが、思いっきり豪速球を投げられるようになったんですよね。

――球は色々あれど、すべての球を思いきり投げてる。そういう意味での『熱血商店街』と。

上中:たぶんアンジェラ・アキとか大塚 愛でもこのタイトルはいける。いけるけど、それはイメージと逆転の発想やろ? 俺らはそうじゃなくて、マジメにこれをやってんですよね。そういう姿をすごく表したタイトルなんです。俺らはまだ、ひたすら走り続けるよという意味も込めて。

――そういうバンドじゃないと、こんなに“青春”という言葉をきちんと歌えないしね(笑)。

上中:そうそうそう。開き直って。でも、それが全っっっ然恥ずかしくないんですよ。そうじゃなければアイツ(久保)もねぇ、あんな変な革ジャン着て来れないっすから!
※久保さんの“変な革ジャン”はメセージ映像をご覧ください。

久保:俺? 一応、裏の道ばっかりを通ってきたけど……。

中田:うはははははは。恥ずかしいんやんか(笑)。

取材・文●川上きくえ

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