モーニング娘。誕生10年記念隊に未来のモーニング娘。を見る(1)──「新垣里沙=マザーシップ」考

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モーニング娘。の10周年を記念して結成されたモーニング娘。誕生10年記念隊。彼女たちが1月24日にリリースした楽曲が「僕らが生きる MY ASIA」。BARKSでは、同楽曲のPV貴重なフォトアルバムとともに、ある大胆な仮説を唱えてみた──。

モーニング娘。が今年、誕生10周年を迎える。これを記念して結成されたのが、モーニング娘。誕生10年記念隊だ。メンバーは初期から飯田圭織と安倍なつみ、3期から後藤真希、5期から新垣里沙、そして7期から久住小春の5名。

さて、同グループ結成の発表がアナウンスされた時、疑問に思わなかっただろうか? “なぜこのメンバーなのか?”と。安倍なつみと後藤真希。彼女たちは納得できる。安倍はモーニング娘。のマザーシップ(の顔)として、後藤はモーニング娘。をブレイクに導いたスーパーエースとして、この企画には必要不可欠だ。そして、飯田圭織。一般的にはモーニング娘。リーダーといえば、中澤裕子のイメージが強いが、実は彼女こそがリーダー在任期間が最も長い(在任期間約3年9ヶ月)。

疑問だったのは、現・モーニング娘。メンバーからの人選である。なぜ新垣里沙と久住小春なのか。現メンバーには、リーダーの吉澤ひとみ(2007年5月6日で卒業予定)をはじめとして、藤本美貴や高橋愛といったメンバーもいる。なぜこのふたりではないといけなかったのか?

ここで、自分が “もしもプロデューサーのつんく♂の立場なら” と推測する。かつてモーニング娘。を牽引してきた安倍、後藤、飯田と、今のメンバーを組ませるとしたら “どんな役割を今後担うメンバー” をぶつけたいと思うだろうか? 答えは3つ。“リーダー格”か “マザーシップ” か “スーパーエース” だ。こう考えると、もうひとりの抜擢の理由が自ずと見えてくる。久住小春は、次期エースを探すためのオーディションで合格し、つんく♂をもって「ミラクル」級と言わしめた人材。つまり、彼女は次期モーニング娘。のエース、それもスーパーエースとしての抜擢なのだ。

では、新垣里沙。彼女の場合はどうか? あえて大胆な仮説をしてみよう。もしもこの10年記念隊に次期リーダー格の人材を入れるとすると、誰が適当か? 現在のリーダーは吉澤、次期リーダーは藤本美貴が務めることが公式に発表されている。さらに、現在サブリーダーの藤本のポジションは、高橋愛が担うことになっている。とすると、この10年記念隊にもし次期リーダー格の人材を登用するとつんく♂が考えたなら、第1候補として高橋の名前が挙がるはずだ。しかし、今回は新垣。ということはリーダー格候補を選んだわけではない。そうなると、もうひとつのポジション候補として新垣が選ばれたのではないか、と考えられる。それはかつて、安倍なつみが担っていたポジション…。つまりこういうことだ。

“新垣里沙が、次期モーニング娘。のマザーシップ(顔)となる。”


もちろんこの意見には賛否両論あるだろうし、真意のほどはつんく♂プロデューサーにしかわからないが、BARKSではこのように結論づけてみた。

⇒ 「モーニング娘。誕生10年記念隊に未来のモーニング娘。を見る(2)」に続く
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