ブレット・アンダーソン、スウェードからの脱皮

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元スウェードで現在ザ・ティアーズで活躍するブレット・アンダーソンが、初のソロ・アルバム『Brett Anderson』について語った。アンダーソンは、スウェード時代とはサウンド的にも人脈的にも全く別のものを作りたかったという。

アンダーソンはBBCオンラインにこう話している。「スウェードにいた連中に電話するのは簡単だったよ。でも、音楽的にも人脈的にも自分の幅を広げたかったんだ。よくあるギターをベースにしたロック・アルバムは作りたくなかった。そういうの、もう6枚も作ったんだ。また同じようなもの作っても、みんなに飽きられるだけだろう。このアルバムには大満足してるよ。キーボード・プレイヤーと一緒に作ったんだ。今までのようにギタリストとの曲作りとは全く違う感覚だったよ」

ザ・ティアーズでは元バンド・メイトのバーナード・バトラーと共作していたため、この作品が本当の意味でのスウェードからの脱皮だと感じているそうだ。「家を出るとか、離婚するのと同じくらいの大変化だった」

といっても、アンダーソンはスウェードとの絆を完全に絶ちたいと考えているわけではない。将来、スウェードの再結成がないとは言い切れないと続けている。「金のためにはやらない。でも正当な理由があればやるだろう。例えば、スウェードのメンバーが持ってきた曲にインスパイアされて、いいアルバムが作れるって思えるようなことがあれば・・・・・・」故郷を離れ別の場所でひとり立ちできたことに満足しているものの、故郷の良さもわかっており戻らないと決めたわけではないといったところか。

「メランコリーで個人的」というアンダーソンのソロ・デビュー・アルバムは、月曜日(3月26日)に英国でリリースされた。

Ako Suzuki, London
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