ビョーク、ヴァラエティに富んだ新作を語る

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ヒップホップ・プロデューサー、ティンバランドとタグを組んだり、中国琵琶奏者とコラボするなど、実験的で予測不可能なニュー・アルバム『Volta』を制作したビョーク。ヴァラエティに富み、一見まとまりがないようにも思えるが、彼女の中では「すべて同じ感覚を持っていた」という。

ビョークは、『The Sun』紙のインタヴューでこう話している。「レコーディングしているとき、どの曲でも似たような感覚を持っていたの。いままで試したことがないものに挑戦してるって感じ。例えるなら、いままで登ったことがない山があって、とうとうそれに登ってみることにしたっていうとこかしら」

彼女はまた、『Volta』というアルバム・タイトルについてこう説明している。「エネルギーにあふれていて、魔術とも結びついてるようなタイトルをつけたかったの。(アルバムの中には)トランスを感じる場所がいっぱいあるから。Voltaっていう言葉に行き着いたのは、アルバムの完成間際よ。グーグルで調べてて偶然見つけたんだけど、この暗示的なとこ、ピッタリだって思ったわ。電圧を発見したイタリアの科学者のことでもあり、アフリカに流れる川のことでもあるの」

ビョークの6枚目のスタジオ・アルバムとなる『Volta』は先週リリースされたばかり。現在、北米ツアー中の彼女は、この夏グラストンベリーを皮切りに、ベルギー、スペイン、フランスなどヨーロッパ各地のフェスティヴァルでパフォーマンスする。

Ako Suzuki, London
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