ライヴ・アース、一斉に電気を消すのはダメ

ツイート
アル・ゴア元米大統領は、7月7日に行なわれる<Live Earth>の最中に英国全体で一斉に電気のスイッチを消す時間を作ろうと計画し、電気会社から止めるよう説得されたそうだ。同公演はBBCより生中継され、かなりの視聴者を惹きつけると思われるが、彼らが一斉に消灯してしまうと予測不可能な事態が起こりかねないという。

何千万帯の家庭が同時に電気を消すのは、構わない。しかし問題は、その後、一斉にスイッチが入る瞬間だ。英国の送電会社National Gridは、どれだけの電力が必要になるか見当がつかず、英国全土で電力供給に障害が生じるかもしれないと懸念しているそうだ。

BBCオンラインによると、National Gridのスポークスマンはこう話しているという。「主催者から相談を受けました。(電力)供給の急激な変化には慣れています。そのようなことは、毎日のようにありますから。しかし今回の場合は、どうなるか予測するのがとても難しい。(電力供給が)少なくてすむのか多くなるのか、度合いが全く見当つきません」

なるほど……。<Live Earth>の主催者は、電気会社からのアドバイスを真摯に受け止め、これに代わる“象徴的な出来事”を考案し始めたといわれている。

日本でも2公演開かれる<Live Earth>。幕張メッセのコンサートには、リンキン・パークのほか、現在シングル「Umbrella」がUKで3週連続トップのリアーナも出演する。

Ako Suzuki, London
この記事をツイート

この記事の関連情報