10代の代表であり、仲間の一員──ONE OK ROCK企画のライヴイベント成功

──これは、ONE OK ROCKのヴォーカリスト、TAKAが昨日6/12のライヴ後半で言ったセリフ。この一言が、ONE OK ROCKの立ち位置を示し、かつ彼らが支持される象徴的な理由となっているのだと確信した。(■ライヴショットはコチラ)
6/12の東京・代官山UNITで、ONE OK ROCKが企画するライヴイベント<マージナルマン Vol.0>が行なわれた。ONE OK ROCKのほかに、ILLMATIC HEADROCK、SUPER BEAVERという同世代のバンドで3マンのライヴを実施。会場は出演者同様、10代を中心とした若者で満員で、若いエネルギーと熱気が充満、そのせいで酸素はつねに欠乏気味。
そんななかでONE OK ROCKが21時前にステージに登場。序盤からメジャーデビューシングル「内秘心書」を披露し、バンドのラウドな音でガンガン畳み掛けるから、会場の温度がさらに上昇するのは当然。そんな彼らの楽曲は、若さゆえに内包する矛盾や苦悩を表現した詞世界が中心だし、途中のMCでもTAKAは「ニュースを見ても10代については暗いことばかり、批判されるばかり。でもそれに負けちゃいけない!」と同世代へのメッセージを叫ぶ。
一見すると“負”のパワーに満ちているかと思いがちだが、そういったネガティヴさはない。むしろ、同世代のメンバーが言うことで“ひとり立ち向かうのは難しいけど、みんなで一緒に動こうよ”と観客との間に仲間意識が生まれている。だから、むしろハッピーだ。
加えて、TAKAは「1~2年前までは、UNITのような立派なライヴハウスでライヴができるなんて夢にも思ってなかった。でも……できたよ! だから、みんなもデカいことできるよ!!」とも言った。
そう、ONE OK ROCKは包容力をもった10代の代表的存在であり、同世代への同じ目の高さから仲間の一員として発するメッセンジャーなのだ。これがONE OK ROCKの人気であり、他のバンドにはなかなか持てない唯一無二の存在感なのだろう。
そして、このライヴで、7/25リリースの2ndシングルとなる「努努-ゆめゆめ-」も披露。8/29には渋谷ON AIR WESTにてワンマンライヴも決定したことを伝えてくれた。

https://www.barks.jp/feature/?id=1000027685
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