「父の日」親善大使は、日本一「サンキュー!」が似合う “ハロプロのお父さん”に!

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“父の日は照れずに「サンキュー!」と言おう”

日本ファーザーズデイ委員会は、“日本一サンキューが似合う男”である、堀内孝雄を『父の日親善大使』に任命。その任命授与式が新宿アルタ前の新宿ステーションスクエアで行なわれた。堀内といえば、BARKSではおなじみモーニング娘。をはじめとしたハロプロメンバーの “お父さん的存在” でもある。

まるで真夏のような照りつける太陽の下、まずステージに上がったのは、任命式の司会を務めるお笑いコンビ、タイムマシーン3号の山本と関。「僕たちのことを知らないひとー!」と観客に呼びかけ、手が上がるのを確認してから「はい。今、手を上げた人が太りますように!」と呟く関(体重100kg)のボケも好調だ。

ステージが暖まったところで、いよいよ堀内孝雄が登場。(かつては黄色かったであろう)声援が観客から挙がる。「暑い中お集まりいただき、ありがとうございます。まずは一曲」と「影法師」を披露。テレビドラマ『はぐれ刑事純情派』のエンディングテーマソングにもなったこの曲。テレビを通して耳にしたことがある人も多いため、休日の新宿の人混みの中を歩く多くの人が足を止めて聴き入っていた。

谷村新司らと、アリスで活動した堀内の楽曲は、歌謡曲の中でもかなりドラマチックな曲が多い。テレビドラマのテーマソングに使われる機会に恵まれているのも、彼自身が作る曲と心情を豊かに表現できるヴォーカル力により、世代を問わず、聴くだけで鮮明に“絵”を浮かばせる力を持っているからであろう。

なお、完全に余談だが、彼の代表曲であり『日本テレビ年末時代劇スペシャル 「白虎隊」』のテーマソングとなった「愛しき日々」(作詞:小椋桂)の、印象的な以下のフレーズ。

<かたくなまでの ひとすじの道 / 愚か者だと 笑いますか / もう少し時が ゆるやかであったなら>

飯盛山で若松城が落城していく光景(実際には市中火災)を目の当たりにし、茫然自失のまま自刃して果てた白虎隊の姿と、自らの命を捨ててでも守りたかった彼らの信念や想いが堀内のヴォーカルから鮮明に伝わってくるのは、何もドラマを観た人だけではあるまい。

これが本当のヴォーカリストの実力というものなのだ(なお、「愛しき日々」はiTunesから試聴・購入が可能)。

自身も3人の息子の父親ということで“父の日には『みんゴル(プレイステーション用ソフト『みんなのGOLF』)』をもらったことがある”といった話で観客を沸かせた後、授与式がスタート。堀内の「親父の帽子」の歌詞と同じ、親父の形見のマドロス帽を被ってきたという、日本ファーザーズデイ委員会・実行委員長の石津祥介氏(父親は、ファッションデザイナーの故・石津謙介)も登壇し、任命状が堀内に手渡された。

さらに堀内は、団塊の世代へ向けた応援歌でもある新曲「男が抱えた寂しさ」をステージで披露。灼熱のステージの上で汗を滴らせながら、ファンや、そして報道陣にまでもサービスしながら歌う堀内の姿に、集まった多くの観客は、完全に心を奪われてしまったようだ。

そして最後はお約束の「サンキュー!」で任命式は終了した。

まさに“堀内孝雄の夏フェス”とも言えた本イベント。ここで終了後の堀内のコメントを紹介しておこう。

「感謝の気持ちは、形やモノじゃなくても伝わります。そしてその(子供の)気持ちによって、(父親は)頑張れるんです───。」

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