種浦マサオ、スティングの名曲を関西弁で笑撃カヴァー!

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ポリスのヴォーカル、スティングが1987年にリリースしたソロ・アルバム『ナッシング・ライク・ザ・サン』に収録されている「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」を、関西弁でカヴァーした楽曲が話題となっている。

兵庫県出身のシンガー・ソングライター、種浦マサオが6月27日にシングルリリースする「関西人 in Tokyo」がそれだ。関西弁でカヴァーというより、むしろ替え歌といったほうが正しいだろう。彼はこの曲の中で、関西人をすべて大阪人とくくらないでほしいと切に訴える、東京在住関西人の悲哀を歌っている。(■「関西人 in Tokyo」楽曲試聴

<阪神ファンでくくらんといてや 俺、巨人ファンやから>
<面白い人でくくらんといてや しゃべり 自信がないから>

といったコミカルな歌詞で綴られているこの曲は、東京在住で大阪出身以外の関西人からしたら、笑えるどころか、かなり共感してしまうのではないか。確かに東京の人は、関西出身と聞くとおもしろい人だとつい思ってしまうし、ボケが甘いと思わず“関西出身なのに!”と突っ込みたくなる。そりゃ関西人からしたら、いい迷惑だということもあるだろう。

「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」が日本語でカヴァーされるのは今回が初となるが、この種浦というミュージシャン、よくスティングからカヴァー(というより替え歌)の許諾が取れたと思わないか? そこには、許諾を取るまでの相当な努力があったようだ。

このアイディアが種浦の頭の中で構築されたのは、ちょうどスティングが同曲をリリースして大ヒットさせていた20年前。そして4年前、種浦はスティングに手紙を書いて直接オファーを試みる…が、案の定、全く持って相手にされなかった。それならばと自らファンクラブに入会し、人脈を広げながら粘り強くオファーし続けたところ、なんと昨年の12月に許諾がとれたという。

そして種浦がカヴァーした「関西人 in Tokyo」が大阪のラジオやUSENでオンエアされ始めると、問合せが殺到! ネットでも話題沸騰となり、現在、一体この替え歌を歌っているのは誰? と話題になっている。替え歌の第一人者である嘉門達夫、そしてお笑い芸人・雨上がり決死隊の蛍原は、以下のようなコメントを寄せている。

“種浦クンに久々の(初めての)チャンス到来! それにしても、よく許可が取れたモノだ。イヤ、僕も「許可取り」にかけてはもうベテランの域。その手間の多さは重々承知。国内の楽曲でも「歌詞を替える」事に関しての許可取りは相当大変なのに、洋楽の許可が取れたとは驚いた! スティングのオリジナルと、内容のテイストが似ているのが通じたのかな? それにしてもこれは快挙! あとはうまく時流に乗っかって、ここらで大きな花を咲かせてもらいたい”(嘉門達夫)

“無茶苦茶おもしろい、無茶苦茶なつかしい、無茶苦茶あたらしい曲です! 個人的には、種浦さんというだけで、17年くらい前の大阪を思い出して、芸人とよく一緒にいてたので、芸人やろ? という気持ちがありましたが、とんでもないです! 偉そうに言わさせもらいますが、こんなすごい曲をつくる、ミュージシャンです! ぜひとも、たくさんの人達に聞いてほしいなと思います。正直、無茶苦茶売れてほしいです!”(雨上がり決死隊・蛍原)

果たしてスティングは、この替え歌の歌詞の意味をちゃんと理解して許諾をしたのだろうか…。気になるところだ。

■「関西人 in Tokyo」楽曲試聴

■種浦マサオ コメント映像


◆リリース情報
ニュー・シングル「関西人 in Tokyo」
MUCD-5115 ¥1,050(tax in)
2007年6月27日発売

種浦マサオ オフィシャル・サイト
http://taneura.com/
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