開催前の1週間、「グラストン史上最悪の天候! 18万人泥まみれ決定!」という見出しが各新聞で踊った英国。

1970年、イギリス南西部に位置するグラストンベリーの牧場主が入場料僅か£1(翌年はなんとフリー!)、動員数1,500人で開始し、今では世界最大規模を誇るミュージック・フェスティバルの草分け的存在である<グラストンベリー・フェスティバル>。

2年の休息期間を経て、今年は6月22日、23日、24日の3日間に渡って開催された。(【フォト・アルバム】はコチラ

前代未聞であったチケットに顔写真を入れるというシステムを導入した理由は「フェンスを飛び越えて入る輩の駆除」「チケットの偽造防止」であろうと囁かれ、チケット代は£145(約36,250円)。今年の総動員数はまだ明らかにされていないが、前情報では14万人とも18万人とも言われていた。

公式発表されていたステージ数は12だったが、バーに隣接されたミニ・ステージや各フィールドに点在するものを足すと軽く30は超えていた。3日かけて広大な牧場を一周したつもりだが、果たしてすべてのエリアを網羅できていたのかわからないほど広大な敷地であった。

宿泊はキャンプ、キャラバン、ティピ(予約制)のいずれかでキャンプ・サイトは至る所に設置されているので自分の好みの場所を選べる。

普段は当たらない天気予報も見事に的中し、前回同様の悪天候に見舞われ、牧草と藁と柔らかい土と雨のコンビネーションは会場全体を巨大な沼に変貌させた。長靴装着率は9割!

メイン・ステージ(ピラミッド)のヘッド・ライナーは初日アークティック・モンキーズ、2日目ザ・キラーズ、最終日ザ・フー。

今年のハイライトはイギー・ポップとザ・フー。両者圧巻のステージだった。その他、ビョークやケミカル・ブラザーズ、イギー・アンド・ザ・ストゥージズ、カイザー・チーフス、ザ・キラーズ、アークティック・モンキーズ、リリー・アレン、!!!、ベイビー・シャンブルズなどアーティスト数が多いのでライブの模様は個々に追ってレポートする。

数は少ないが日本人ミュージシャンも活躍していた。ソイル・アンド・ピンプ・セッションズは「ソイルー!」コールを起こすほどの反響を巻き起こし、HIROMIこと上原ひろみは変幻自在にピアノを操り観客も息を呑んでいた。また、音楽だけではなく、道を歩いていて遭遇した大道芸人・おじゃるずの模様もお届けしたい。

どのフェスにも独自の色があるが、グラストンはグラストンでしかない。自然、音楽、人が溶け合い、現実とかけ離れたエンタテイメント満載の異空間で生活をする。たった3日間なのにテントを張ったエリアではご近所付き合いが生まれ、お互い助け合いながら自由気ままに楽しむ。

最終日に「see you next year!」というアナウンスが流れたので、来年も開催されるようだ。興味のある人は来年に向けて、早めに計画を立てることをお薦めする。

文●早乙女doraゆうこ
早乙女doraゆうこさんのページで、引き続きレポートが掲載されています!要チェキ!

▼グラストンベリー・フェスティバル 07【フォト・アルバム】
https://www.barks.jp/feature/?id=1000032549

■オフィシャル・サイト http://www.glastonburyfestivals.co.uk/