ドラミが行く!<グラストンベリー・フェスティバル2007>-其の1-

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1970年、イギリス南西部にアーサー王伝説で有名なグラストンベリーの大牧場主・マイケル・イーヴィスは私有地を開放し、音楽フェスティバルを催した。

記念すべき第1回公演にはマーク・ボラン、2回目はデヴィッド・ボウイなど70'sグラム・ロックの先駆者らが出演。記憶に新しいところでは、94年のパフォーマンスが話題になりその後爆発的ヒットを飛ばしたオアシスなど、UKのみならず世界中が注目する音楽フェスの殿堂<グラストンベリー・フェスティバル>。

初回の入場料はわずか£1。現在£1が250円だから100円くらいだろうか? 翌年はなんと無料! しかしながら年々規模も動員も中身も拡大していった結果、現在は3日間(キャンプ代無料)£145である。それでも安い!

無名の新人から名だたるミュージシャンまでを網羅し、リサイクル運動やチャリティ活動にも力を入れており、参加することで音を楽しむだけではないプラスαがあるフェスでもある。

今年は2年の休息期間(休耕地期間)を経て、6月22日、23日、24日の3日間に渡り開催された。

この場ではライヴの模様を交え、数回に分けてお届けしていく。会場の雰囲気を感じ取ってもらえたらという思いを込め、できるだけ見たまま、ありのままを綴るつもりだ。

同じようなフェスが日本にはないので比較しようがないが、フジ・ロック・フェスティバルの2倍程度?(注※山ではなく牧場)でフジの動員数は10万人なので1.8倍。ただし、フジの場合は1日のみの参加者も多いが、グラストはほとんどの人が最初から最後まで滞在していると思われる。イギリスは交通の便がよろしくないので、そう簡単には帰れないのだ。

ライヴ・レポをスタートする前にここで断りを入れたい。

晴れていればおそらく快適なフェスのはずであった。山でもないし、かといって平坦な地でもなく、うまいこと小高くなった部分を客席に設定していて見やすいし、移動も楽なはず。

しかしながら18万人という人混みと、悪天候に見舞われた今年のグラスト。牧場という土地柄、地面がただでさえ柔らかい上に雨攻撃を受けた結果、牧草と藁と土でぐっちゃぐちゃ。巨大沼と化した会場はまるで水田を闊歩するような状態。歩くだけで体力を消耗した。

これらの悪条件が各ステージの移動時間を少なくとも20分、少し離れたステージだと1時間費やされ、1アーティスト1時間というのが定義であるために到着したら終わっていた、という最悪なパターンで見逃したケースも多く、自然の猛威を思い知らされた。

また、本国イギリスのミュージシャンで出演枠はほぼ占められており、見たいライヴが同時刻に最低3ステージで繰り広げられるなんてことは当たり前だったので、全てを見ることは不可能。その上、寝床であるテント死守にも時間を浪費せざるを得ず、駆け足での観覧となったため、詳細に欠ける内容を予めお許しいただきたい。

今年のメイン・ステージ(ピラミッド)のヘッド・ライナーはアークティック・モンキーズ、ザ・キラーズ、ザ・フー。セカンド・ステージ(アザー)ではビョーク、ケミカル・ブラザーズ、イギー・アンド・ザ・ストゥージズがトリをつとめた。

ドラ的ベスト・アクトはイギー・アンド・ザ・ストゥージズ。
イギーはすごかった。
何がすごいって掻き回すだけ掻き回し、収拾がつかなくなるあたり真のロッカーである証拠。腹の底から笑わせてもらった。詳細は次回に。

ナンバー2はザ・フー。
なぜザ・フーがナンバー2かというと時間のせいなのか天候のせいだったのかわからないが「アレ? これで終わり?」というほど終わり方があまりに呆気なくて物足りなさを感じたからである。
そこを除けばベスト・アクトに違いないが締めは最も大切なのでイギーに軍配を。

今日はグラスト・丸ごとレポの1発目なので全体像と筆者の状況を補足解説。
次回は各日の様子を時間軸に沿ってお届けするので乞うご期待!

文●早乙女doraゆうこ

▼グラストンベリー・フェスティバル 07【フォト・アルバム】
https://www.barks.jp/feature/?id=1000032549

■オフィシャル・サイト http://www.glastonburyfestivals.co.uk/
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