島みやえい子、「奈落の花」インタビュー その1

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島みやえい子 インタビュー

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――本日は、『ひぐらしのなく頃に』アニメ・シリーズの最新作『ひぐらしのなく頃に解』の主題歌「奈落の花」についてのお話と、えい子先生が所属しているI'VEについてのお話を改めて訊きたいと思います。まずは新曲「奈落の花」からですが、どのような楽曲になりましたか?

島みやえい子:前回の「ひぐらしのなく頃に」は、歌詞からサウンドのイメージに到るまで、全く救いのないものだったんですよ。それはもちろん、「ひぐらしのなく頃に」のイメージを考えて意図的にしていたことなんですが、今回の「奈落の花」は、ちゃんと救いがあります(笑)。曲の方を先にいただいてから作詞のためのシナリオ読みをしたのですが、その楽曲の雰囲気から、今回のお話は絶望的ではないんだろうなと感じてはいました。なので、シナリオを半分読んだ段階で今回の歌詞の方向性は固まっていきましたね。あとは、作曲された中沢伴行さんが、“世界観をえい子先生に合わせた”と言っていて。なので、世界にも入りやすかったですし、とても深い内容の楽曲になったと思っています。

──今回の楽曲を歌う上で、どんなことを意識して歌いましたか?

島みやえい子:基本的に、歌うときは毎回お任せという形で自由に歌わせてもらっているのですが、今回は本当に、感じたままを歌に置き換えていった感じですね。方向性は作詞の段階でも固まっていましたので。

──「奈落の花」とは、どのような花をイメージしたものでしょうか?

島みやえい子:とても可憐で愛らしい花です。ただその花は、たった一輪で、しかも奈落で咲いているんですよ。どこまでも暗くドロドロとした世界で、たった一輪だけで咲いてしまった花。それが「奈落の花」のイメージです。

──その花に対して“抜け出して!”と強いメッセージを投げかけています。

島みやえい子:その可憐な花は、咲く場所を間違えてしまっているんですよ。イメージとしては、その奈落の底に向かって“そこで咲いちゃダメ!”とか、“早く気が付いて!”と、言葉を投げかけているイメージですね。

──その花が示しているものとは何でしょうか?

島みやえい子:いろいろな考え方ができると思うのですが、イメージとしては運命に翻弄されていく人ですね。我々の社会でも、恋愛問題であるとか仕事の問題とか、自分で決心しなくてはならないのにできないという問題ってたくさんありますよね。しかも、そこに残っていると種を残すことになり、また同じ場所で同じ花を咲かせてしまうんです。この楽曲に込めた願いは、もちろん『ひぐらしのなく頃に解』の登場人物に向けたものではありますが、多くの人に気付いてほしいことでもあるんです。“決心して!”や“自分一人だと思わないで!”と言うメッセージを投げかけたものですね。

──サウンドの方も、前作の幽玄さを髣髴とさせるような世界観とは違い、明るい印象も受けました。

島みやえい子:前回は作品の内容から、コーラスも含めて全てが謎めいていて、その妖しい部分をそのまま歌うようにしていましたが、今回はしっかりとした“奈落の花に対して呼びかける”という明確なメッセージから、明るさが出てきましたね。あと、肉感的なギターがサビで入ってくることで、この物語がより生々しい印象になりましたね。より生っぽさが際立った、ダイナミックなサウンド・アレンジにしてもらって正解でしたね。

──アニメ作品では、とてもコアな人気も誇る「ひぐらしのなく頃に」の主題歌すべてを担当されたということで、ある種偏ったイメージを抱いているファンもいるかと思うのですが、今後はどのような楽曲を歌っていきたいと考えていますか?

島みやえい子:可愛らしい曲もそろそろやりたいです(笑)。あとは、前から言っていることでもあるのですが、実写のドラマや映画の主題歌をそろそろ歌ってみたいですね。スッゴク感動できるドラマの主題歌とか、一度でいいからやってみたい(笑)!そういう新しいチャレンジを今後はもっとしていきたいですね。

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